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ミランがマンCに5失点大敗…本田は右サイドで先発も得点に絡めず

2014.07.28

本田圭佑(左)は先発出場して終盤までプレーした [写真]=Getty Images

 プレシーズンマッチ「インターナショナル・チャンピオンズカップ」のグループB第2試合が27日に行われ、日本代表MF本田圭佑ミランとマンチェスター・Cが対戦。本田は右ウイングで先発出場した。

 フィリッポ・インザーギ新監督が率いるミランは、24日の第1試合でオリンピアコスに0-3と完敗。中2日で迎えた一戦では、エムベイェ・ニアンが3トップの中央に入り、右に本田、左にステファン・エル・シャーラウィが並んだ。最終ラインでは、新加入のアレックスが先発した。一方のマンチェスター・Cは、アレクサンダル・コラロヴや17歳のケレチ・イヘアナチョ、マティヤ・ナスタシッチらが先発メンバーに名を連ね、今大会の初戦に臨んだ。

 前半は一方的な展開となった。マンチェスター・Cは12分、右サイドのヘスス・ナバスがペナルティーエリア内へ斜めのパスを出すと、最終ラインの背後を取ったステヴァン・ヨヴェティッチが右足ダイレクトで合わせ、グラウンダーのシュートでニアサイドを破って先制した。さらに15分には、ガエル・クリシーのクロスに反応したスコット・シンクレアが中央でボールを収め、豪快に右足シュートを決めた。

 早々と2点を先行したマンチェスター・Cは、24分に3点目を記録。右サイドからのヨヴェティッチのクロスに、ファーサイドのヘスス・ナバスが反応してジャンピングボレーを放つと、相手DFに当たってコースが変わったボールがゴールへ転がり込んだ。さらに27分には、ペナルティーエリアに少し入った位置でこぼれ球を拾ったイヘアナチョが前を向くと、複数の相手DFに囲まれながらもつま先でシュートを放ち、相手GKの手を弾いてゴールにねじ込んだ。

 4点ビハインドを負ったミランは42分に反撃。左CKをファーサイドのアレックスがヘディングで折り返すと、ゴール前に流れたボールをサリー・ムンタリが押し込んだ。前半は1-4で終了した。

 前半途中から降り始めた雨がハーフタイムに強まり、後半開始が遅れた。前半終了から約35分後に試合再開の発表があり、ウォームアップのためにさらに10分間が確保された後、後半がキックオフとなった。

 3点を追うミランは、後半からマリオ・バロテッリやマイケル・エッシェンらを投入。54分、イニャツィオ・アバーテが右サイドからアーリークロスを上げると、ファーサイドのムンタリが折り返し、最後はバロテッリが詰めてゴールネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められなかった。すると58分、マンチェスター・Cはヨヴェティッチが中盤で前を向いてドリブルで運ぶと、左サイドへ展開。コラロヴからの折り返しに自ら反応すると、巧みなトラップでボールを浮かし、スライディングに来た相手DFをかわして左足シュートで5点目を決めた。

 61分、ミランはゴール正面でFKを獲得。バロテッリとともに助走を取った本田がキッカーとなって直接狙ったが、壁に阻まれた。本田はチャンスに絡めず、86分に交代で退いた。試合は1-5で終了。ミランはオリンピアコス戦と合わせて2試合で8失点と守備が崩れ、連敗を喫した。

 インターナショナル・チャンピオンズカップには8クラブが参加し、2グループに分かれて1次リーグを戦い、両組の首位が8月4日の決勝に進む。グループBにはミランとオリンピアコスの他、マンチェスター・Cとリヴァプールが入っている。また、グループAには、日本代表MF香川真司のマンチェスター・Uや同DF長友佑都のインテル、ローマとレアル・マドリードが属している。

【スコア】
ミラン 1-5 マンチェスター・C

【得点者】
0-1 12分 ヨヴェティッチ(マンチェスター・C)
0-2 15分 シンクレア(マンチェスター・C)
0-3 24分 ナバス(マンチェスター・C)
0-4 27分 イヘアナチョ(マンチェスター・C)
1-4 42分 ムンタリ(ミラン
1-5 58分 ヨヴェティッチ(マンチェスター・C)


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