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香川の復帰に独各紙熱狂伝え、同僚も喜び語る…ドルトムント第2章の始まり

2014.09.15

試合後、サポーターの声援に応える香川 [写真]=Bongarts/Getty Images

文=鈴木智貴

 ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、13日に行われたブンデスリーガ第3節のフライブルク戦で先発し、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに帰還。41分には自らの復帰を祝うゴールも決めた。

 大衆紙『ビルト』は試合後、「Kagawa? KA-GALA!(香川?香川祭りだ!)」という見出しを付け記事を展開。両チームで唯一となる最高点1を付けた。(1が最高、6が最低)

 スポーツ誌『スポーツビルト』も、ドイツ語の「Ja(イエス)」にかけ、「KagaJAAA!Dortmund im Shinji-Fieber(ドルトムントはシンジに熱狂している)」と記し、「今日はずっと鳥肌が立っていた。このスタジアムでプレーできることは喜びだ」という同選手のコメントも掲載している。

 また地元紙『デア・ヴェステン』は「3-1で勝利したフライブルク戦には1つのテーマしかなかった。それは『香川真司のカムバック』だ。この日本人は、まるでずっとここにいたかのようなプレーをしていた。監督、そして選手は香川のゴールに顔を輝かせた」とし、各選手のコメントを載せている。

「僕らは香川の能力を分かっている。彼はトレーニングでも素晴らしかった。彼がとんでもないレベルの選手であることを、彼は毎日示していたんだ。ファンもきっと喜んでいるだろうし、それは当たり前なことだと思う。彼もこのチームで心地良く感じているし、サッカーを楽しんでいるね」(DFエリック・ドゥルム)

「ヌリ・シャヒンが(レアル・マドリードから)帰ってきた時のようだったね。彼もまた、すぐに自分の力を取り戻していた。周囲の環境に慣れていること、居心地が良いこと、自身を信頼してくれる監督が近くにいることが何よりも大事なんだ。シンジはすごく良いプレーをしていたね。彼は今日、挑戦して、挑戦して、挑戦し続けた。そして彼はゴールを決めた。本当に素晴らしいことだよ。チームが試合に勝てば全員が満足するけど、でもそれだけでなく、彼はさらに自身のカムバックも飾ってくれた」(DFネヴェン・スボティッチ)

「まず、最も重要なのは僕らが試合に勝ったことだ。そしてシンジが再びここに戻ってきてくれて、本当に嬉しいよ。僕は彼のことをピッチの上だけでなく、ピッチ外でも理解している。彼は本当の親友なんだ。彼はチームの力になってくれるということを、今日人々は目の当たりにしたと思う。彼とサッカーをできるのは、楽しみでしかないんだ」(MFケヴィン・グロスクロイツ)

 最高の仲間に囲まれた香川の、“ドルトムント第2章”は始まったばかりだ。

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