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UEFAボバン氏、“イングランド贔屓”を否定「馬鹿げた考え」

2021.07.10

UEFA関係者がイングランドへの忖度を否定 [写真]=Getty Images

 欧州サッカー連盟(UEFA)のチーフ・オブ・フットボールを務める元クロアチア代表MFズヴォニミール・ボバン氏が、EURO2020決勝についてコメントした。10日、イタリアメディア『TUTTOmercatoWEB』が伝えた。

 11日に行われるEURO2020決勝では、1968年以来2度目の優勝を目指すイタリア代表と、悲願の初優勝を狙うイングランド代表が激突する。だが、イングランドの決勝進出は、イギリスのボリス・ジョンソン首相が『ウェンブリー・スタジアム』の観客動員率を引き上げたことに対するUEFAからの“見返り”なのではないか、という陰謀説が一部で流れているという。

 イングランドは7日に行われた準決勝で、延長戦の末にデンマーク代表を2-1で撃破。しかし、ラヒーム・スターリングが決勝点のきっかけとなったPKを獲得した場面はダイブだと非難されており、PKが与えられた際に“2つ目のボール”がピッチ上に入っていたことも物議を醸している。

 しかし、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じたボバン氏は、イングランドへの忖度を否定。「決勝はサッカー界を代表する2チームによる美しいものになる。UEFAが望んだ決勝戦なのかって?笑うしかないね。UEFAがあるチームを優遇していると考えるだけでも馬鹿げているよ。陰謀説はこれまでも、これからも存在するだろう。だけど、サッカーに詳しい人なら、クリーンな決勝戦になることはわかっている」と語った。

 また、現役時代にミランなどでプレーしたボバン氏は、イタリア代表について次のようにコメントしている。

「私たちは、このチームが特別なチームであり、その強さがチームとしてのメンタリティにあることを知っていた。しかし、私たちは皆、対戦相手のレベルが上がったらどうなるのか?という疑問を持っていた。このチームは(指揮官ロベルト・)マンチーニの最高傑作だ。そして、選手たちは精神的な強さ、チームスピリット、そして状況を読み取る並外れた能力を示した」

「アッズーリの中で最高の選手?スター選手は(ジャンルイジ・)ドンナルンマ。それに潜在的なチャンピオンである(フェデリコ・)キエーザ。そしてジョルジーニョ。疑いの余地がない」

By サッカーキング編集部

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