リーガ・エスパニョーラ第7節が3日に行われ、ラス・パルマスとMF乾貴士が所属するエイバルが対戦した。乾は3試合連続の先発出場となった。
エイバルは開幕から連勝スタートを飾ったが、第4節のアトレティコ・マドリード戦で初黒星を喫した。レバンテ、セルタと2試合連続ドローに終わり、4試合勝ちなしとなった。今節は敵地で昇格組のラス・パルマスと対戦。5試合ぶりの白星を狙う。
試合は開始早々にエイバルがチャンスを作る。1分、右サイドのボルハ・バストンが中央へ折り返すと、アドリアン・ゴンサレスが右足でダイレクトシュート。しかし、ここはクロスバーの左上に当たり、先制ゴールとはならなかった。
一方のラス・パルマスは4分、セルヒオ・アラウホが豪快なミドルシュートをゴール左に決め、先制かと思われたが、直前にファウルがあったとして得点は認められなかった。
スコアが動いたのは7分、左サイドで乾がボールを持つと、ダビド・ジュンカへバックパス。ジュンカが低く鋭いアーリークロスを送ると、ファーサイドのサウール・ベルホンがこれを押し込み、エイバルが先制に成功した。
先制を許したラス・パルマスは、10分にジョナタン・ビエラが折り返しのパスを受けて決定的なシュートを放ったが、ここはゴールの左に外れてしまった。
一進一退の攻防が続くと、32分にラス・パルマスがチャンスを迎える。エリア左手前でJ・ビエラがボールを持つと、エリア内左に走りこんだロケ・メサへスルーパス。ロケが右足でシュートを放ったが、ここはGKアシエル・リエスゴがなんとか身体に当て、得点を許さなかった。このまま1-0でエイバルがリードして前半を終える。
後半立ち上がりの50分、ラス・パルマスがエリア手前右でFKを獲得。しかし、ワカソ・ムバラクのシュートはGKリエスゴの正面だった。
62分、次の得点を決めたのはエイバル。ジュンカのシュートを相手DFがブロックすると、こぼれ球がエリア内のB・バストンの元へ。これをB・バストンが胸トラップから豪快なジャンピングボレーで決めて追加点を決めた。
2点を追うラス・パルマスは66分にエマヌエル・クリオを下げて、フアン・カルロス・バレロンを投入した。76分、ラス・パルマスはエリア内でボールを受けたJ・ビエラが右足シュートを放ったが、ここもGKリエスゴの好セーブにあい、得点を奪うことができない。
続く86分には、最終ラインの裏に抜けだしたアラウホが、GKとの一対一を制してゴール右にシュートを流しこんだが、ここはオフサイドの判定で得点は認められない。
86分、エイバルは乾を下げてケコを投入。このまま2-0で逃げ切ったエイバルが5試合ぶりの勝利を収め、今シーズン2勝目を挙げた。なお、乾は86分まで出場した。
By サッカーキング編集部
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