自慢の愛車を投稿したレジェスだったが… [写真]=Getty Images
スマートフォンの普及によって、サッカー界でも流行っている「セルフィー(自撮り)」。もっとも、その使い方を誤ると、思わぬトラブルに巻き込まれることがある。セビージャの元スペイン代表MFホセ・アントニオ・レジェスも、自らの不注意が原因で痛い目にあった1人だ。4日付のスペイン紙『エル・ペリオディコ』が伝えている。
レジェスは先月下旬から、インスタグラムを開始した。そして先週土曜日、試合前に宿泊するホテルに向かって、愛車のランボルギーニを運転しているところを自撮りし、その写真をアップ。そこには、キャップ帽を逆向きにかぶり、サングラスをかけて車を運転するレジェスの姿があった。
男前に写ったその姿に、ファンからは好意的なコメントが次々に届く。だが程なくして、一部のファンは大事なことに気づいてしまった。そう、レジェスはシートベルトをしていなかったのだ。
サッカー選手といえども、交通違反は許されない。さらに突っ込めば、運転中の携帯電話の使用は、日本同様、スペインでも禁止されている。
それから、「自覚がない」や「無知」といった非難の声が挙がったのは言うまでもない。だがこの騒ぎに、スペイン国家警察も黙っていなかった。公式ツイッターには、次のような警告文がアップされたのだ。
「MF(レジェス)へ、携帯電話を置きなさい。ハンズフリー・マイクロフォンを使い、画面を見るのは忘れなさい。SNS、写真、セルフィー、どれも駄目です。運転に集中しなさい!」
スペインは現在、イースター(感謝祭)の真っ只中。日本のゴールデンウィークに当たるこの時期は、1年のなかでも特に交通事故が発生しやすい。そのため、警察としても、レジェスの行為を簡単に見逃すことはできなかったようだ。
幸い、現行犯ではなかったため、違反切符を切られずに済みそうなレジェス。その後本人は、「写真を撮ったときは、車を停めていた」と弁解したが、今回の一件で「セルフィー」はもうこりごりかもしれない。
(記事/Footmedia)
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