レアル・ソシエダの主将を務めるMFシャビ・プリエト(右)[写真]=Getty Images
レアル・ソシエダで主将を務めるスペイン人MFシャビ・プリエトが、成績不振によりジャゴバ・アラサテ前監督が解任されたチームについて、現地4日の練習後に行われた会見で自身の見解を示した。
最近8試合で3分5敗と1勝も挙げることができず、降格圏内の19位に転落したことで、監督解任に踏み切ったレアル・ソシエダ。シャビ・プリエトは、一昨シーズンはアシスタントコーチ、昨シーズンは指揮官としてチームを指導したアラサテ前監督との別れを悲しんだ。
「僕たちは今、とても辛い日々を過ごしている。2年間に渡り一緒に戦ってきた監督とテクニカルスタッフがチームを去るというのは、結果が出ない時に起きることであると分かっていても、本当に悲しいことだ」
シャビ・プリエトはクラブの決定に理解を示すと同時に、アラサテ前監督が解任された責任を自ら負った。
「選手たちが信頼していた監督を解任するというのは、クラブにとって苦渋の決断だったことだろう。チームが本来のパフォーマンスを見せられず、結果を残せなかったからこそ、こういう事態となった。アラサテ監督は、勝利のために練習を続けてきた僕たちを責める気はないだろう。だが僕らは、監督が解任されたのは自分たちの失態だと思っている」
まだ後任が決定していないレアル・ソシエダだが、ホームにアトレティコ・マドリードを迎える今節は、Bチームを率いているアシエル・サンタナ監督が暫定的に指揮を執る。シャビ・プリエトは、「チームは落ち着いて新監督の到着を待っている」と述べる同時に、アトレティコ・マドリード戦に全力投球することを説明した。
「僕達が置かれている状況はデリケートで、遠い先については見通しが立たない。それだけに、毎日の練習や毎週の試合に集中することが重要だ。まずはアトレティコ・マドリード戦に勝利して、少しでも順位を上げたい」