相手を意識し過ぎたと語った本田圭佑 [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループC第1節コートジボワール戦から2日経った16日、日本代表はベースキャンプ地・イトゥで練習を行った。
記者団の取材に応じたMF本田圭佑は、コートジボワール戦でプレスがうまくかからなかったことについて、「なんでハマらなかったかというところだと思うんですけど、相手の前線の選手をリスペクトしすぎた感は少しあって。わからないですよ、ハメには行けたわけですよ。ハメに行った結果、もしかしたら5失点したかもしれない。それは結果論で、どうなっていたかわからないですけど」と、話したうえで、「あまりに後ろに人数を掛けてベタ引くサッカーを、したくないけどさせられた。前に行きたかったけど行けなかった。それは、ゴールのタイミングもそうだったし、いろいろなものの兼ね合いで、メンタル的なもの(が要因)だと僕は思っている。逆に、これを改善するのは、そんなに難しい作業ではない。ちょっとした気持ちの変化で、大きくサッカーが変わる要素は秘めていると思っています」と、改善の可能性に言及した。
そして、「チーム自身が自分たちのやりたいポゼッション、ゲームメイクを長時間できなかった。自分たちのスタイルを貫けなかった。(ボールを)取られる位置が悪くて、逆に取られた後はディフェンスで(プレスを)ハメることができなかった。全てが悪循環になってしまったのは、はじまりはメンタル(が理由)で、相手をリスペクトし過ぎた。そこに行き着くんじゃないですか」と、自身の考えを明かした。
日本代表は19日のグループリーグ第2節でギリシャと対戦。24日にはコロンビア戦を控えている。