2014.03.26

U19対U21の日本代表兄弟対決はあわやジャイアントキリング…3本目で面目保つ

U-19日本代表、U-21日本代表
U-21日本代表候補とU19日本代表候補による練習試合が行われた [写真]=兼子愼一郎

文=河治良幸

 26日、U-21日本代表候補とU19日本代表候補によるトレーニングマッチが、味の素フィールド西が丘で30×3本で行われた。GK櫛引政敏(清水エスパルス)とMF大島僚太(川崎フロンターレ)がクラブの事情でチームを離れ、エース候補の鈴木武蔵(アルビレックス新潟)が体調不良で欠場したものの、主力候補が顔を揃えたU-21代表。「兄貴分として力を出さないと。負けたら呼ばない(笑)。でも、いい試合になると思いますよ」と手倉森監督は語っていた。

 世代別とはいえ日の丸を付ける選手に自覚をうながすと同時に、今後の強化をはかっていくための戦力の見極めも含まれる。また将来的にU-19からU-21に引き上げる選手を把握しておく意味合いもあるが、鈴木政一監督が率いるU-19は10月にミャンマーで行われるU-19アジア選手権に向け、チームをしっかり作っていく段階。選手たちの生き残りをアピールするプレーが求められる試合でもあった。

 1本目の立ち上がりから組み立てのリズムを掴んだのはU-21代表。2トップの一角に入った野津田岳人(サンフレッチェ広島)のボールキープを起点に右SBの松原健(アルビレックス新潟)が鋭いクロスを上げるなど、立て続けにチャンスを作るが最後のボールが合わず。原川力(愛媛FC)、中島翔哉(カターレ富山)、野津田とバイタルエリアでつないだ場面も矢島慎也(浦和レッズ)のシュートは上に外れた。

 U-19はビルドアップが安定せず、イーブンボールもフィジカルに勝るU-21代表に奪われボールを支配されていたが、「(2トップの)俺らで走りまわっていこうと話していた」と振り返る宮市剛(湘南ベルマーレ)と南野拓実(セレッソ大阪)のコンビがカウンターのチャンスをものにする形で先制点が生まれる。中盤で野澤英之(FC東京)から松本昌也(大分トリニータ)がボールを奪い、縦パスを受けた宮市のショートクロスから南野が右足で合わせた。

「チャレンジャーのつもりで燃えていた」と語る南野はさらに1分後、金子翔太(清水エスパルス)がドリブルで駆け上がると、左でパスを引き出し速いクロス。宮市が飛び込むと、混線の中でDFのオウンゴールを誘った。それまで力強い守備を見せいてたU-21だったが、数少ない決定機がゴールとなり2失点。守っていた岩波拓也(ヴィッセル神戸)も「2失点目もほとんど同じ形で、入れさせてはいけなかった」と悔しがる失点で0-2となった。

 中盤のパス回しが落ち付いてきたU-19に対し、U-21は松原のクロス以外にチャンスを作れないまま、川辺駿(サンフレッチェ広島)を起点に金子が出したクロスに合わせた関根貴大(浦和レッズ)のシュートが惜しくも外れるなど、あわや3点目が入るかという流れで1本目は終了。2本目のちょうど半分が経過したところでU-21はがらりとメンバーを入れ替えた。

 U-19は田村亮介(京都サンガFC)のパスから小屋松和哉(名古屋グランパス)がバー直撃のシュートを放ったが、その後はU-21代表が主導権を握る。特に本職のCBではなくボランチに入った遠藤、左MFの金森健志(アビスパ福岡)が存在感を発揮した。21分に浅野のポストプレーからエリア内で後藤優介(大分トリニータ)が豪快に決め、その4分後には高い位置に攻め上がった伊東幸敏(鹿島アントラーズ)のクロスに、左から走り込んだ金森が押し込んで2本合計で2-2の同点とした。

 3本目はU-19が主力メンバーをほとんど外した影響もあってか、U-21代表がほとんどボールを支配し、亀川諒史(湘南ベルマーレ)の左足クロスから「タイミング良く合わせようと思っていた」と語る金森がヘディングで3点目。さらに前田直輝(東京ヴェルディ)のCKからDFの高橋祐治(京都サンガFC)がドンピシャのヘッドで4点目を決めた。U-19も田村を起点に小川直毅(ガンバ大阪)が惜しいクロスを上げるなど個々に光る部分もあったが、最終的にはU-21代表が面目を保つ結果となった。

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