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なでしこDF清水梨紗、英ウェストハムに完全移籍! 長谷川唯とチームメイトに

2022.08.28

清水梨紗が東京NBからウェストハムに完全移籍 [写真]=Getty Images

 日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属する日本女子代表DF清水梨紗が、イングランドのウェストハムに完全移籍した。28日に両クラブが公式サイトで発表した。

 ウェストハムの発表によると、契約期間は2年間。背番号は「3」に決まった。

 現在26歳の清水は、2013年に東京NBでデビュー。初年度から主力として活躍し、プレナスなでしこリーグ1部優勝5回、プレナスなでしこリーグカップ優勝3回、皇后杯優勝5回、2019年のAFC女子クラブ選手権制覇に貢献した。国内屈指の右サイドバックとして活躍し、昨季のYogibo WEリーグでベストイレブンに選出された。

 なでしこジャパンでも主力として活躍しており、これまで53試合に出場。FIFA女子ワールドカップフランス2019、東京オリンピック2020、AFC女子アジアカップインド2022、EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会などに参加してきた。

 清水が加入するウェストハムには、2021年1月まで東京NBに在籍していた日本女子代表MF長谷川唯も所属している。2018-19シーズンからイングランド女子最高峰のFA女子スーパーリーグに参戦しており、21-22シーズンは12チーム中6位で終えていた。22-23シーズンは9月に開幕し、ウェストハムは初戦で昨季チャンピオンのチェルシーと対戦。岩渕真奈が所属するアーセナルとは10月30日に対戦を予定している。

 清水は発表に際し、東京NBのクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「このたび、ウエストハムに移籍することになりました。まず、シーズンが始まる直前での移籍になってしまったことを申し訳なく思っています。この文章を書いている時も、ベレーザ、メニーナ、ヴェルディのあるこのクラブでの今までの事を思い出し、寂しい気持ちが込み上げてきます。中学1年生からの約14年間、このクラブに関わるたくさんの人に助けられ、怒られ、寄り添ってもらい、そしてここにしかないサッカーを教えていただいて成長することができました。今の自分がいるのはこのクラブのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです」

「サッカーを楽しみながら、サッカーに向き合い、日々練習をしていく中で、ベレーザで学んだ事を表現できるか、自分よりも大きく、強く、速い選手がたくさんいる環境で挑戦してみたいという気持ちが強くなり、海外に行く決断をしました。私はベレーザのサッカーが大好きです。ベレーザで学んだ事を活かして新天地で頑張りたいと思います。これからも変わらず応援していただけると嬉しいです。最後になりましたがファン・サポーターのみなさん、パートナー企業やホームタウンのみなさん、クラブの関係者のみなさん、本当にありがとうございました」

「追伸 去年ベレーザはリーグ3位でしたが、今年は絶対やってくれます。離れてもめちゃくちゃ応援します。一緒に戦います。みなさんも私に負けないぐらいベレーザの事を応援してください!」

 また、ウェストハムのクラブ公式サイトを通じてもコメント。次のように意気込みを示した。

ウェストハム・ユナイテッドに移籍することになり、とてもワクワクしています。イングランドに来るのは初めてで、英語はあまり得意ではないので、言葉を覚えるのは大変だと思います。しかし、これはプレーで自分の能力を最大限に発揮することと同様に、取り組むべきことでもあります」

「海外に移籍して、トップリーグのクラブに入りたいと思っていたので、ウェストハムが興味を持っているという話を聞いて、今がそのチャンスだと思いました。ウェストハムは私に完璧にフィットするクラブだと思っているので、すぐにオファーに応じました。選手としての特徴は、運動量が多く、後ろからたくさんオーバーラップするのが好きです。このチームが素晴らしい結果を出せるように手助けをしたいです」

「また、ユイ(長谷川)と一緒にプレーできることも楽しみです。イングランドで彼女と一緒にプレーできる機会があるとは思っていなかったので、とても楽しみです。一緒に日本のサッカー界を代表し、ウェストハムで本当に良い成績を残したいと思います」

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