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【予想スタメン】両チーム離脱者多数…サイドに役者がそろう横浜FM、神戸守備陣を崩せるか

2016.05.20

サイド攻撃の起点となっている横浜FMの齋藤(左)、マルティノス(右) [写真]=Getty Images

ヴィッセル神戸 ナビスコ杯の勝利でチームは上向きに、ゴールゲッターの出場は流動的か

 リーグ戦第12節は川崎フロンターレに敗れた神戸だが、ミッドウィークに行われたナビスコ杯のヴァンフォーレ甲府戦は2-0で完封勝利。悪い流れを断ち切り、グループステージ突破を大きくたぐり寄せた神戸は、甲府戦で先制点を挙げた田中雄大やドリブラーの石津大介、ボランチの村松大輔ら多くのけが人が復帰するなど、チーム状態は上向きだ。田代容輔と北本久仁衛が今季初出場を果たし、育成組織出身の東隼也と中坂勇哉も躍動。特にけがから復帰した小林成豪が嬉しいプロ初ゴールも決めたことは、川崎戦でシュートわずか1本に終わった神戸にとっては大きな好材料と言えるだろう。


 とはいえ、レアンドロとペドロ・ジュニオールというフィニッシャー2枚看板が今節の横浜FM戦も欠場する可能性がある。さらに攻守のバランサーとして貢献してきた三原雅俊を出場停止で欠き、ディフェンスリーダーの岩波拓也がU-23日本代表招集により不在。調整を続けるブラジル人FWが出場するか否かは、大きなポイントになりそうだ。

 現在の順位では神戸の7位に対して、横浜FMは10位。リーグ戦のここ5試合では、神戸が2勝1分2敗に対して、横浜FMは1分4敗で沈んでいる。直近のナビスコ杯第5節の甲府戦では藤田直之相馬崇人高橋峻希伊野波雅彦ら主力を温存した神戸が、勢い、コンディション面でやや有利と言えるかもしれない。(totoONE編集部)

■神戸予想スタメン
4-4-2
GK
キム・スンギュ
DF
高橋峻希
高橋祥平
伊野波雅彦
相馬崇人
MF
石津大介
田中英雄
藤田直之
渡邉千真
FW
小林成豪
増山朝陽

横浜F・マリノス カップ戦の白星で勢いを取り戻せるか、神戸とは2011年8月以降負けなし

 リーグ戦第12節の鹿島アントラーズ戦を0-1で落とし、5戦未勝利(4敗)。一時は4位だった序盤の勢いはなく、苦しい状況が続いている。無失点試合は未だ浦和レッズ戦の1試合だけ。鹿島戦では開始早々にセットプレーで先制ゴールを許し、これが最後まで重くのし掛かった。ただ、後半は難敵と互角以上の内容で渡り合った。負傷明けのMFマルティノスが先発復帰して好パフォーマンスを見せ、齋藤学とともに何度も両サイドを突破。2人がゴール前で決定的な仕事ができれば、勝利はぐっと近づくはずだ。

 不安材料は、開幕戦からゴールマウスを守ってきた飯倉大樹の回復具合か。鹿島戦で右ひざを打撲して途中交代。今節は欠場の可能性もある。また、U-23日本代表の富樫敬真、喜田拓也、前田直輝の3人が海外遠征で、U-19日本代表の遠藤渓太もやはり遠征で不在。ここまで出番が少なかった控え組の奮起が必要だ。

 勢いはある。直前のリーグ戦から大幅に先発を入れ替えた18日のナビスコ杯第5節のホーム、アビスパ福岡戦は2-1で逆転勝利。後半アディショナルタイムに途中出場の伊藤翔が豪快なシュートを突き刺し、公式戦6試合ぶりの白星を挙げた。中2日での連戦はアウェイ神戸に乗り込むが、主力は疲労なく臨めそうだ。神戸とは昨季1勝1分。2011年8月以降は負けがない相性もプラスに働くか。伊藤は「ナビスコ杯での勝利をなんとか良いきっかけにしたい」と意気込んでいる。リーグ戦未勝利が続くもチャンス自体は作れているだけに、そろそろ悪い流れを変えたいところだ。(totoONE編集部)

■横浜FM予想スタメン
4-5-1
GK
榎本哲也
DF
小林祐三
栗原勇蔵
中澤佑二
下平匠
MF
パク・ジョンス
中町公祐
マルティノス
中村俊輔
齋藤学
FW
伊藤翔

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