2戦連発となる値千金の決勝ゴールを挙げた浦和FW武藤雄樹 [写真]=清原茂樹
2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第8節が24日に行われ、川崎フロンターレと浦和レッズが対戦した。
ホームの川崎は開幕から無敗を維持しており、現在は2連勝中で首位に立っている。20日に行われたヤマザキナビスコカップ・グループステージ第4節の柏レイソル戦では、MF中村憲剛ら一部の主力を温存。万全の体制で首位決戦に臨む。一方、同日にAFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のシドニーFC戦を戦った浦和。決勝トーナメント進出を決めてチームは勢いに乗っているが、アウェーゲームだったことで長距離の移動を強いられた。浦和はシドニーFC戦の先発メンバーから、FW興梠慎三ら3選手を入れ替えてこの試合に臨んだ。一方、川崎は前節のFC東京戦から先発3名を入れ替え、MF登里享平やMF大島僚太がスターティングメンバーに名を連ねた。同試合には2万5450人が詰めかけ、等々力陸上競技場の最多入場者数を記録した。
最初にチャンスを作ったのは浦和。8分、左サイドでFKのチャンスを迎えると、柏木陽介のクロスから興梠がボレーシュートを放った。しかし、ボールはクロスバーを越えてしまい、先制点とはならなかった。
その後も浦和がボールをキープしながら攻めこむ時間が続く。29分、中盤で武藤雄樹からパスを受けた興梠がドリブルで持ち上がり、エリア手前から右足で強烈なミドルシュートを放った。ボールは枠を捉えたかに思われたが、惜しくも左ポストを直撃。跳ね返りを李忠成が詰めてダイレクトシュートを狙ったが、ここは枠の左に外れてしまった。
一方、川崎は縦に速い展開から相手ゴールに攻め込む。32分、カウンターから中央の中村が前線へスルーパス。これを受けた大久保嘉人がドリブルでエリア手前右に持ち込み右足ミドルを狙ったが、ボールはポストの右に外れた。
さらに40分にも決定機。左サイドでパスを受けた小林悠がエリア左横から折り返しのボールを入れると、ゴール前でフリーの田坂祐介が右足で合わせたが、ここは惜しくも枠の右に外れ、先制点とはならなかった。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。
川崎は後半開始から田坂を下げて車屋紳太郎を投入した。しかし、後半立ち上がりは浦和が立て続けにチャンスを作る。50分、前線で李からパスを受けた興梠が相手をかわして左足シュート。ここは川崎GKチョン・ソンリョンが好セーブを見せてCKに逃れる。続くCKの流れから、森脇良太がシュートを放った。相手に当たったボールに興梠が反応してシュートを放ったが、ここはクロスバーに弾かれてしまった。
均衡が崩れたのは54分。浦和は右サイドの森脇がゴール前へグラウンダーのパスを入れる。エリア手前の李がヒールパスで落とすと、武藤が右足ダイレクトでミドルシュートを放つ。これがゴール右下に決まり、浦和が遂に先制点を奪った。
先制した浦和は66分に武藤を下げて梅崎司を投入。一方、追いつきたい川崎は登里を下げて森谷賢太郎を投入した。
川崎は同点ゴールを目指すものの、逆に浦和にチャンスを作られる。87分、左CKからニアに飛び込んだ阿部勇樹がヘディングシュートを狙ったが、ここは惜しくもゴール左に外れた。
このまま逃げ切った浦和が1-0で川崎を下してリーグ戦2連勝。川崎をかわして暫定首位に浮上した。一方、川崎は今季初黒星を喫した。
次節、川崎は敵地でガンバ大阪と、浦和はホームで名古屋グランパスと対戦する。
【得点者】
0-1 54分 武藤雄樹(浦和レッズ)
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By サッカーキング編集部
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