広島加入から今季で8年目を迎えたミキッチ [写真]=春木睦子
サンフレッチェ広島のクロアチア人MFミキッチが、旧広島市民球場跡地に新スタジアムができれば「世界に類を見ない素晴らしいスタジアムになる」と語った。
広島は3月3日、久保允誉代表取締役会長が記者会見を開き、市内中心部にある旧広島市民球場跡地に、2万5000人収容のサッカー専用スタジアム「Hiroshima Peace Memorial Stadium」を建設するプランを提案。そのプラン実現に向けて、選手が新スタジアムへの思いを語るメッセージ動画をクラブ公式HPに掲載している。
2009年に加入し、広島での生活も8年目を迎えたミキッチは新スタジアム建設について「旧市民球場跡地は最適の場所」と断言し、クラブのプランを支持した。
「観客にとってスタジアムへのアクセスの良さはとても重要です。スタジアムへ足を運ぶ多くの人々は、試合中だけでなく前後の時間帯を街の中心で有意義に過ごすことができます。平和公園・原爆ドームといった国際的に著名な場所の近くに立つサッカースタジアムは(多くの外国人観光客を通じて)世界に新たな平和都市『広島』をアピールできる絶好の機会になります。世界に類を見ない素晴らしいスタジアムになることでしょう」
また、「サッカースタジアムでプレーすることはまさに夢」だというミキッチは、「ピッチから近距離でのサポーターの応援は私たち選手にパワーを与えてくれます。試合中、選手とサポーターが想像以上にポジティブな化学反応を起こすでしょう」と、サッカー専用スタジアムがチームのさらなる躍進に必要なものだと主張。
「この夢は私たちだけでなく、私たちの子供あるいはその先の世代の人々の夢でもあります。(スタジアムは)広島市民、県民にとってかけがえのない存在になるはずです」と続け、クラブだけではなく、県や市にとっても重要な場所になると語り、「私たちが旧市民球場跡地にサッカースタジアム建設を懇願している理由を理解していただけると嬉しいです」と支持を訴えた。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト