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浦和在籍16年、鈴木啓太が退団を発表「前に進まなくてはなりません」

2015.10.20

J1・1st最終節の新潟戦後にサポーターへ挨拶する浦和MF鈴木啓太 [写真]=清原茂樹

 浦和レッズのMF鈴木啓太が20日に自身の公式ブログ(http://ameblo.jp/suzuki-keita-blog)を更新し、16年間過ごしたクラブからの退団を発表した。

 鈴木は「ご報告」と題してブログを更新し、「私は今シーズンをもって、16年間在籍させていただいた浦和REDSを離れることを決断しました」と退団を決意したことを告白した。


 昨季の終盤からフィジカルコンディションに不安を抱えていたことを明かし、「自身の最高のコンディションでなければ、トップを争っていくこの浦和REDSでプレーすることは簡単ではない」と優勝を争うクラブで出場機会が得られない現状について述べ、「今のままの自分では力になれないということを、クラブ、監督と時間をかけ慎重に話し合ってきました」と、クラブと話し合いを持った末に退団することを決めたという。

 16年間過ごしてきたクラブからの退団は苦渋の選択だったと話したが、「チームがたくさんの試練を乗り越え歴史を作ってきたように、私自身もこのことを受け入れ、前に進まなくてはなりません」と、現状を受け入れて、前向きに新たなスタートを切る意向を示した。

 他クラブからのオファーも受けている模様だが、今後については「サッカーを続けるかどうかも含め、もう少し考えたい」と明言を避け、「今、もっとも大切なことは、浦和レッズが2015シーズンのチャンピオンになるということ。チームも私もそのことに集中しています」と、まずはチームの年間優勝が最大の目標だと強調。「最高の瞬間を分かち合えるよう、最後までともに戦いましょう!」と、ファン・サポーターと一丸となって優勝を果たすことを誓った。

 現在34歳の鈴木は2000年に東海大翔洋高から浦和に入団。2001年のヴィッセル神戸戦でJリーグ初出場を果たすと、以降はレギュラーに定着し、2006年のJ1リーグ年間優勝や2007年のAFCチャンピオンズリーグ制覇などに貢献した。また、2006年に日本代表に選出されると、国際Aマッチ28試合に出場している。

By サッカーキング編集部

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