清水の鹿児島キャンプに参加していたウタカ(中央)
清水エスパルスは21日、元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカを獲得したことを発表した。
加入に際してウタカは、クラブを通じて以下のようにコメントしている。
「このチームにくることができて非常に嬉しく思います。チームの皆さんが歓迎してくれてホームのように感じました。しっかりと練習して自分のコンディションを上げながら、早く日本のサッカーに順応して、周りの選手とのコンビネーションを高めていきたいと思います。これから全力を尽くし、毎試合戦っていきますので、応援をお願いします」
31歳のウタカは、2003年にベルギー3部リーグのマースメヘレンでキャリアを歩み始めると、翌年には同1部リーグのKVCウェステルローに加入する。その後、ロイヤル・アントワープFCで2部リーグ得点王を獲得すると、デンマークのオーデンセBKで4シーズンプレーし、2年目には同リーグの得点王にも輝く。また、2009年にはナイジェリア代表として南アフリカ・ワールドカップ予選にも参加した。
2012年に中国スーパーリーグの大連実徳へ移籍すると、初年度から20ゴールを決め得点ランキング2位に食い込む活躍を見せる。2013年はシーズン途中に北京国安へ移籍し、2014年シーズンの途中には上海申キンへレンタルされた。2014シーズンは2クラブで25試合に出場し、3ゴールをマークしている。
なお、同選手の兄は同じくナイジェリア代表として活躍し、プレミアリーグのポーツマス(当時)などでプレーした、シヴァススポル所属のFWジョン・ウタカである。