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日本がアルゼンチンに逆転勝利…最終戦勝利で決勝Tへ/ビーチサッカーW杯

2015.07.12

得点を喜ぶビーチサッカー日本代表 [写真]=FIFA via Getty Images

 FIFAビーチサッカーワールドカップポルトガル2015大会は11日、グループリーグ第2戦の4試合を行い、Aグループの日本はアルゼンチンに勝利し、グループリーグ突破へ大きく前進した。

 初戦から中1日で迎えた第2戦アルゼンチン戦は、午後4時キックオフで行われた。夕方とはいえ、日の入り時間が午後9時ということで、まだ日は高く、砂の上は厳しい暑さとなった。

 負けたら終わりのプレッシャーがかかる一戦だったが、マルセロ・メンデス監督が「自分たちのほうが相手より上だから自信をもって勝とう」と選手たちに声をかけた。一人一人が自信をもって試合に入ったが、開始早々2分にFKを決められ先制を許す。1点ビハインドとなるが、バックスタンドの中央に陣取った日本代表の応援団が、地元の人たちを巻き込んで、大きな声援で選手たちを後押しした。

 切り替えて挑んだ第2ピリオド、15分に後藤崇介がオーバーヘッドへのファウルで得たFKを決め、追いついた。その1分後、「追いつけると信じていた」松尾那緒弥が、今大会2点目となるゴールをヘッドで決め、逆転に成功。21分にカウンターから得点を奪われ、振り出しに戻されたが、その直後のキックオフで、左に開いた後藤へとパスをつなぎ、後藤がこの日2点目をマーク。3-2と再びリードを奪った。さらに、第2ピリオド残り1分で、左からの折り返しに大場崇晃が「練習でやっていた形」で合わせリードを広げた。

 最終ピリオドは序盤からアルゼンチンの反撃に合うが、GK照喜名辰吾のセーブでしのぐと、パスワークからチャンスを作る。32分にマークのずれから得点を許すと、相手ペースになり攻め込まれる展開となったが、茂怜羅オズが体を張って止め、その後のピンチも照喜名を中心に守り、チーム一丸となって戦い抜き、4-3で勝利をつかんだ。

 試合を終えてキャプテンの茂怜羅は、日本の応援団へ「大きな応援でモチベーションが上がった。心から感謝している」と語り、2戦フル出場の中でも「ぜんぜん疲れてない。次もチームのために死ぬまで走るから大丈夫」と笑顔を見せた。

 次戦で当たるセネガルは、この日、開催国のポルトガルにアウェイの中、パワーとスピードを見せ6-5で勝利した。茂怜羅は「セネガルは体力があるし、体も強い。絶対負けないように、最後まで強く、勝ちにいきたい」と語り、ここまで2得点の後藤は「気持ちよく勝って、優勝へ弾みをつけたい」と勝利を誓った。

グループAは全チーム1勝で並んだ。各グループの上位2チームが進出できるため、日本は13日のセネガル戦に勝てば決勝トーナメント進出が決まる。

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