2016.02.06

Sリーグ史上最高額のスポンサー契約 新興IT企業がヤングライオンズに2年間で3億円超を提供

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シンガポールサッカー協会(FAS)は2月2日、同協会が運営するSリーグチーム、ヤングライオンズがIT企業「Garena(ガリーナ)」とスポンサーシップ契約を結んだことを発表した。契約金額はSリーグ史上最高となる総額400万Sドル(約3億3000万円)で、契約期間は2年間。同契約にはネーミングライツも含まれており、契約期間中のチーム名は「ガリーナ・ヤングライオンズ」となる。


写真左からガリーナ創業者でCEOのフォレスト・リ氏、シンガポールサッカー協会のザイヌディン・ノルディン会長、Sリーグのウインストン・リー事務局長

ヤングライオンズは、シンガポールの若手選手を強化する目的で2002年に結成されたチーム。昨季までは23歳以下の選手を中心に構成されていたが、今シーズンから21歳以下の選手に数名のオーバーエイジ枠を加えた構成に変更されている。

今回大型契約を結んだガリーナは、中国出身のフォレスト・リ氏が2009年にシンガポールで設立したIT企業で、東南アジアや香港、台湾を中心にオンラインゲームやSNSアプリの運営などを手がける。同社の市場価値は25億米ドル(約3000億円)と推定されており、東南アジア最大のインターネット・モバイルプラットフォーム企業と位置づけられている。

FASのザイヌディン・ノルディン会長は、ガリーナが設立後数年で急成長したことや同社の従業員の平均年齢が26~27歳であることを引き合いに出して、「若い企業が若いチームをサポートしてくれるのは喜ばしいこと」と話した。

スポンサー料のうち半額は現金で支払われ、残りはヤングライオンズが国外で実施する合宿や遠征、有力な対戦相手の招待など、チーム強化プログラムの費用にあてられる。また、同チームが使用するユニフォームには、ガリーナが運営するオンラインショッピングサイト「Shopee(ショッピー)」のロゴが入れられる。

Sリーグクラブのメインスポンサーが支払っている金額は、年間30~50万Sドル(約2500~4000万円)程度といわれており、同リーグの冠スポンサーを務めている保険会社「グレート・イースタン」の契約金額も2年間で100万Sドル(約8300万円)にとどまっている。そのため今回の契約はSリーグ全体の価値を高めるものとしても歓迎されている。

(アジアサッカー研究所/安藤)

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