先週末、ブンデスリーガ2015-16シーズン後半戦の火蓋が切られ、再びドイツサッカー界が熱気に包まれている。
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは23日、4位の強豪ボルシアMGと対戦した。8月の今季開幕戦では4-0という圧勝に終わった相手ではあるが、実はドルトムントにとってアウェーでの“ボルシア対決”は鬼門。過去5シーズンでは2分3敗と1度も勝利を手にすることができず、2009年10月3日を最後に白星から遠ざかっている。
スターティングメンバーやフォーメーションに大幅な変更点はなくキックオフの時を迎えたが、敵は鋭いカウンターを武器とするボルシアMGであり、決して簡単なゲームにはならないと予想された。しかしその心配は杞憂に終わり、トーマス・トゥヘル監督の戦術がさらに深みを増していることを印象付けられた一戦となった。
1つ目は今シーズン前半戦で見せたポゼッション型から一転、前任者ユルゲン・クロップ監督の遺産である“ゲーゲン・プレッシング”型を採用し、ボールを失った後の切り替えスピードをこれまでよりも上げたこと。
By サッカーキング編集部
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