2012.03.28

2014年W杯ブラジル代表の新エース候補、レアンドロ・ダミアンの素顔に迫る

ワールドサッカーキング 2012.04.05(No.210)掲載]
“サッカー王国”ブラジルに突如として現れた大型ストライカー、レアンドロ・ダミアン。19歳まで下積みを重ねてきた苦労人は昨年、インテルナシオナウでゴールを積み重ね、ついにはセレソンまでたどり着いた。その大器は今、欧州中の視線を一身に集めている。“選べる側”に立った彼が見据えているものとは――。
レアンドロ・ダミアン

インタビュー・文=フェデリコ・バッシャン

いずれはインテルのレジェンドになりたい

君は所属クラブのインテルナシオナウでゴールを量産し、昨年の3月にはブラジル代表デビューを飾った。2011シーズンを振り返ってみて、どんな1年だった?

レアンドロ・ダミアン うれしいニュースがたくさんあったし、充実の1年だったよ。自分の価値を高めるために、何事にも全力で取り組んだ成果だと言えるんじゃないかな。今はそのステータスをキープするため、そして更に素晴らしいキャリアを送るために日々精進しているよ。

2010年のコパ・リベルタドーレス優勝、スコットランド戦でのセレソンデビュー、ガーナ戦での決勝ゴール……。どの出来事が最も印象深かった?

レアンドロ・ダミアン やっぱりコパ・リベルタドーレスでの優勝だね。グアダラハラとのファイナル、ホームでのセカンドレグで途中出場した僕は勝ち越しゴールを決めて、タイトル獲得に貢献することができた。その時は表現しようがないくらい幸せな気分だったよ。もちろん、ブラジル代表の(マノ)メネゼス監督が僕をセレソンに呼んでくれた時も天にも上るような気持ちだったけどね。

君は10代で脚光を浴びたネイマールやガンソに比べれば、プロデビューはかなり遅かったよね?

レアンドロ・ダミアン 10代の頃はまだアマチュアでね。17歳までは、僕はストリートサッカーの助っ人として30レアル(約1250円)を稼ぐためにプレーしていた。その後、サンタ・カタリーナ州のアトレティコ・デ・イビラマという小さなクラブでプレーするチャンスをもらって、そこでインテルナシオナウのスカウトから声を掛けてもらったんだ。

じゃあ、プロクラブの下部組織に在籍したことも?

レアンドロ・ダミアン ないよ。もちろんプロになるのが夢だったから、地元サンパウロのすべてのクラブでトライアルを受けたんだけど、僕を認めてくれたクラブは一つもなかった。トライアルでの1試合1試合がキャリア最後の試合であるかのように、死にもの狂いでボールに食らいついたんだけどね……。でも、夢をあきらめたことは一度もなかったよ。

ちなみに、君のアイドルは誰だったの?

レアンドロ・ダミアン ロナウドだね。彼は僕の永遠のアイドルさ。ピッチ外では少々控えめだけど、ピッチ上ではいつも勝者だった。だけど、僕はオリジナルの自分を求めていたから、マネをしようとは思わなかったね。

ストライカーとしての君の強みは?

レアンドロ・ダミアン 背が高いのもそうだけど、ボールさばきも割と器用なほうだと思う。子供の頃にはビーチサッカーやサロンフットボール(フットサル)、アマチュア時代にはボコボコのグラウンドでプレーしていたからね。そうした経験をしていたから、思い通りにボールが転がる芝の上でプレーすることなんて簡単だったよ(笑)。僕の主な仕事はゴールを決めることだけど、チームメートへのアシストやスペースメークなんかも好きだね。

今では複数のヨーロッパのクラブが君に興味を示している。その中にはバルセロナやトッテナム、ミランやユヴェントスといった超一流クラブが含まれているみたいだけど、早くトップレベルでプレーしたいんじゃない?

レアンドロ・ダミアン 正直言って、今のところヨーロッパ行きについては考えていないんだ。インテルナシオナウでプレーし続けることが僕の願いだよ。運命を変えてくれたこのクラブにまだまだ恩返しがしたいからね。そして、いずれはインテルの“レジェンド”になりたいと思っているんだ。

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