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中村俊輔、宮本恒靖ら指導する「夢」のプログラムが開催

2012.01.07

子どもたちにアドバイスを送る中村俊輔

 6日、小学生の子どもたちを対象としたフットボールプログラム『adidas all dream トレーニングキャンプ』が大阪・J-GREEN堺で開催された。このプログラムは「フットボールを通して子供たちに大きな『夢』を持って成長してほしい」という想いを込め、アディダス ジャパンが企画したもの。トレーニングキャンプの対象となったのは、昨年5月より全国各地で実施された『2011 adidas Football Clinic U-12』の参加者の中から、各会場で優秀選手に選出された子どもたちだ。

 
 計29名の子どもたちを指導するのは、横浜F・マリノスのMF中村俊輔や、現役を引退したばかりの宮本恒靖、更には名波浩、木村和司といった歴代の日本代表の面々。子どもたちが取り組むトレーニング内容も、実際に講師陣が考案した特別メニューだという。また、このキャンプを通じて最優秀選手に選ばれた3名は3月中旬、ヨーロッパのクラブを訪問して試合観戦や練習見学ができる特別ツアーに参加することができる。

 6日は名波、宮本、中村の3人が講師として参加。子どもたちは3つのグループに分かれ、ボールを2つ使ったパス回し、目まぐるしく相手が入れ替わる一対一など、ユニークなメニューを次々とこなした。ピッチの中央では名波が、時折トレーニングを止めて自らボールを使った“実演”を交えつつ、テンポよく指示を出していく。宮本と中村は子どもたちに声を掛けながら一緒にボールを蹴り、最後は両者が参加したミニゲームで終了。約90分間のトレーニングは様々なアイデアが凝らされた、密度の濃い内容だった。


12月に現役引退を発表した宮本恒靖や名波浩も参加した
 
『2011 adidas Football Clinic U-12』でもメインコーチとして子どもたちを指導してきた名波は「今回は俊輔とツネが来てくれて、練習にも良い効果が出ていました」とコメント。「この中からJリーグとか、より上のステージに進んで活躍する選手が出てくれば」と、子どもたちの成長に期待を寄せた。中村は「子どもたちにとって良い刺激になっているだろうし、こういう機会が増えていけばと思います」と、プログラムの意義に触れるとともに「代表の先輩である名波さん、ツネさんと一緒に何かできるという時間は非常に貴重。参加させてもらったことがありがたいです」と語った。
 
 6日にスタートした今回のプログラムは3日間にわたって開催され、最終日の8日、ヨーロッパ特別ツアーの特典を得られる3名の最優秀選手が発表される予定だ。
 

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