2011.11.01

日本代表メンバー発表会見、ザッケローニ監督「この2試合で予選突破を決めたい」

 ブラジル・ワールドカップのアジア3次予選、タジキスタン戦(11月11日/アウェー)と北朝鮮戦(同15日/アウェー)に臨む日本代表メンバー23名が発表された。

 アルベルト・ザッケローニ監督は会見で、このアウェー2連戦が最終予選への進出を決める上で重要な2試合になるとの見解を示した。

「この2試合で予選突破を決めたい。我々の調子は良いし、前回のタジキスタン戦でも大勝(8−0)できた。良い内容で来ている。ただ、2試合とも難しいゲームになると考えている」

「1試合目のタジキスタン戦で大事になってくることは、精神面のコントロールができるかどうか。いかに自分たちをコントロールできるかが重要だと思う。前の試合とは全く違ったものになると思っているし、選手たちには気の緩みがないように話をしたい。ピッチコンディションもこの前の長居のようにはいかないだろう」

「北朝鮮とのホームでの試合は終了間際のゴールで何とか競り勝ったが、我々がチャンスを作りながらもなかなかゴールが決まらないという展開だった。アウェーでも大変な試合になると思っている。忘れてはならないのは、北朝鮮は前回のワールドカップに出ているということ。アジアの中でも強い国だと認識している」

「タジキスタン戦で忘れてはならないのは、彼らはウズベキスタン、北朝鮮に対して0ー1で来ていること。我々も1つ、2つのチャンスだけでは試合を決められない状況が続いているので、できるだけ多くのチャンスを作りたい。そういう意味で、精神面でのアプローチでミスをしないようにしたい」

「(警戒していることは)タジキスタン戦が行われるスタジアムはピッチコンディションがあまり良くなかったと聞いている。日本のように技術力の高いチームは芝の状態が良ければ良いほど自分たちのサッカーができる。北朝鮮戦は人工芝で良い状態だと聞いている。人工芝のピッチでは、私が日本代表監督に就任してから1試合もしていないが、個人的には慣れの問題だと思っているし、前日練習で感触を確認できるので問題はないと思う」

「(ドーハでの練習については)慣れている地で、しっかりとトレーニングを積みたいと思った。ドゥシャンベはこの時期、気温が低く、トレーニングがしっかりできないので。暑いところから寒いところにいくほうが、寒いところから暑いところに行くよりは体の負担が少ないと思っている」

「(期間が12日間と長いが)私にとってもアウェーでの2連戦、長距離移動のある2連戦は初めてだし楽しみ。ハードなスケジュールだが、戦いがどのようになるのか好奇心に満ちあふれている。私自身、選手と一緒にいるのは好きなタイプなのでうれしいことだし、選手と一緒に成長していく良い機会にしたい。もしかしたら、選手はクラブでのプレーもあるし、これだけ長いと嫌になるかもしれないが、我々スタッフにとって選手と長くいられるということは良いこと。12日間は長く感じるかもしれないが、私にとっては非常に短いとも思っている」

「(前田遼一の復帰については)全体のバランスを考えて選択をした。前田は代表で貢献しているし、これからも貢献してくれるはず。8月の合宿の期間で彼を招集できず、他の選手が活躍し、少し離れていたが、チャンスがあれば呼ぶつもりだった。FWはそれぞれタイプが異なる。バリエーションを持っていたいし、バランスを取りながら結果を出していきたい」

「(内田篤人の復帰については)グループに戻ってトレーニングを開始してから時間が経っているし、ここ2試合ともベンチ入りしている。しかも、フィジカルの問題ではなく、テクニカル面のチョイスでベンチだったと聞いている。1カ月しか試合を離れていないし、彼自身多くの試合をこなしているので心配していない」

「(清武弘嗣と原口元気の招集については)2人はクオリティーがあり、伸びしろがある選手。出場するか否かにかかわらず、レベルの高い選手とともにして成長を促したい。クラブで非常に成長している中で、A代表を経験することで、さらなる成長を願っている。将来的にはもっとやってほしいし、今日よりも明日に期待する2人だ」

「ここに選ばれている選手は、リーグ戦での活躍が反映されている。これまでの選手は選考基準に見合った選手を選んでいる。唯一、違うのはGKのところだが、権田(修一)選手は五輪予選も平行して行われているし、序列は川島(永嗣)、西川(周作)の次なので、五輪予選に行ってもらうことにした」

◇タジキスタン戦、北朝鮮戦の日本代表メンバー
・日本代表、内田や清武が復帰し本田招集見送り/W杯アジア3次予選

◇本田の復帰は間に合わず
・本田「もう少し待ってほしい」

◇10月のタジキスタン戦は大勝
・ハーフナーの代表初得点など8得点で日本がタジクに快勝
・成長の歩みを止めてはいけない。タジキスタン戦後の指揮官と選手の言葉を振り返る

【浅野祐介@asasukeno】1976年生まれ。『STREET JACK』、『Men's JOKER』でファッション誌の編集を5年。その後、『WORLD SOCCER KING』の副編集長を経て、『SOCCER KING(@SoccerKingJP)』の編集長に就任。『SOCCER GAME KING』ではCover&Cover Interviewページを担当。