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【ブンデスリーガ第33節】残留をかけて、酒井高徳のシュトゥットガルトが大一番

2015.05.14

酒井高徳

第32節 日本人選手の振り返り

 ケルンの長澤和輝がシャルケ戦で輝きを見せた。前半34分、左サイドを抜けだした長澤にフォフトからスルーパスが通ると、長澤が右足でシュート。GKが弾いたところをリッセがボレーで決めて先制。今シーズン、ケガや病気で苦しんだ長澤に選手が駆け寄り、復活を祝福した。

 この日は長澤と大迫勇也を経由し、ボールが動くケルン。終了間際にも1点を追加、2-0と完勝し1部残留を決定。長澤はKicker誌のベスト11にも選ばれた。昨シーズン、ケルンの1部昇格に貢献した長澤が、ようやく戻ってきたゲームとなった。

 1部残留を目指すハノーファーはブレーメンと対戦。2015年に入り、まだ勝利がないハノーファーは前半21分に先制するが、後半34分、フリーキックから同点に追いつかれる。

 トップ下で先発した清武も「呪われている」と語るほど勝てないハノーファー。それでも勝ち点1を加え、自動降格圏からは脱出。入れ替え戦の16位に順位を上げた。

◆第32節 日本人選手の採点
※Kickerの採点は「1」が最高、「6」が最低評価
※Kicker日本語版はこちら http://www.kicker-japan.com/

○ケルン 2-0 シャルケ●
・大迫勇也(ケルン)先発:後半45分に途中交代/kicker採点:2.5
・長澤和輝(ケルン)先発:後半25分に途中交代、1アシスト 採点:2.0
・内田篤人(シャルケ)ベンチ外:負傷/kicker採点:なし

△ハノーファー 1-1 ブレーメン△
・清武弘嗣(ハノーファー)先発:後半22分に途中交代/kicker採点:3.5
・酒井宏樹(ハノーファー)先発:フル出場/kicker採点:3.5

○フランクフルト 3-1 ホッフェンハイム●
・長谷部誠(フランクフルト)先発:フル出場/kicker採点:2.5
・乾 貴士(フランクフルト)ベンチ:後半39分から途中出場/kicker採点:なし
※長谷部が中盤を支配し高評価。フランクフルトは残留決定。

○シュトゥットガルト 2-0 マインツ●
・酒井高徳(シュトゥットガルト)ベンチ:出場機会なし/kicker採点:なし
・岡崎慎司(マインツ)先発:フル出場/kicker採点:5.0
※シュトゥットガルトに完敗。マインツは攻撃陣が不調で岡崎も活躍できず。

○ドルトムント 2-0 ヘルタ・ベルリン●
・香川真司(ドルトムント)先発:後半39分に途中交代/kicker採点:4.5
・細貝 萌(ヘルタ・ベルリン)メンバー外/kicker採点:なし
・原口元気(ヘルタ・ベルリン)先発:後半39分に途中交代/kicker採点:5.0
※香川は決定機を逃したことで低めの評価。原口は効果的なプレーができなかった。

第33節 日本人選手のみどころ

残り2節、残留争いが佳境を迎えている。酒井高徳が所属する最下位のシュトゥットガルトは前節、マインツに勝利。

一方、清武弘嗣、酒井宏樹のハノーファー、ハンブルガーSVとフライブルクが引き分け、パーダーボルンが敗戦。これで14~18位の5クラブが勝ち点差「2」の中にひしめき合う状況となった。

◆残留争い
12位 マインツ 勝ち点37
13位 ヘルタ・ベルリン 勝ち点34
14位 ハンブルガーSV 勝ち点32
15位 フライブルク 勝ち点31
****<入れ替え戦>****
16位 ハノーファー 勝ち点31
*****<降格圏内>*****
17位 パーダーボルン 勝ち点31
18位 シュトゥットガルト 勝ち点30

 今週最大の注目はシュトゥットガルトvsハンブルガーSVの残留争い直接対決だ。シュトゥットガルトは前節のマインツ戦で、8試合ぶりの失点ゼロ、そして4試合ぶりの勝利を上げた。攻撃陣はチャンスを多く潰したが、それでも2点を奪い残留争いに踏みとどまった。

 一方、ハンブルガーSVは第29節から今季3度目となる監督交代で、ラッバディア監督が就任。そこから2勝1分1敗と調子を上げてきた。前節は0-1のビハインドから後半45分に、ボランチのカチャルが頭で押し込み、土壇場で1-1の引き分けに持ち込んだ。

 カチャルは昨年、セレッソ大阪に半年間レンタルで所属。第31節でも終盤に決勝点を奪っており、ここまでの32試合で22得点とリーグ最低の得点力を補う活躍を見せている。

 ハンブルガーSVはバイエルン・ミュンヘンと並んで、ブンデスリーガ創設から2部落ちの経験がないが、シュトゥットガルトが勝てば順位が逆転する。シュトゥットガルトは負ければ今節での2部降格が確定する可能性もあるため、今季最も大切な一戦と言えるだろう。

 もう一つの注目はヨーロッパリーグ争い。アウグスブルクやシャルケ、ホッフェンハイムがもたつくうちに、ドルトムントにもチャンスが回ってきた。

◆ヨーロッパリーグ出場争い
5位 アウグスブルク 勝ち点46
6位 シャルケ 勝ち点45
******<EL出場>******
7位 ドルトムント 勝ち点43
8位 ブレーメン 勝ち点42
9位 ホッフェンハイム 勝ち点41

今節、ヨーロッパリーグ圏内のアウグスブルクとシャルケは残留を争う相手と、一方、追いかける7~9位の3クラブは、UEFAチャンピオンズリーグ出場を決めている相手と戦う。

ブレーメンはメンヒェングラートバッハと対戦。3位のメンヒェングラートバッハは前節、4位のレヴァークーゼンに3-0で勝ち、UEFAチャンピオンズリーグ本大会出場をほぼ手中にした。逆転でヨーロッパリーグを狙うブレーメンにとっては厳しい相手となるだろう。

◆第33節 対戦カード
・シュトゥットガルト(酒井高徳) vs ハンブルガーSV
・アウクスブルク vs ハノーファー(清武弘嗣、酒井宏樹)
・ヘルタ・ベルリン(細貝萌、原口元気) vs フランクフルト
・マインツ(岡崎慎司) vs ケルン(大迫勇也、長澤和輝)
・ヴォルフスブルク vs ドルトムント(香川真司)
・シャルケ(内田篤人) vs パーダーボルン
・フライブルク vs バイエルン・ミュンヘン
・ブレーメン vs メンヒェングラートバッハ
・レヴァークーゼン vs ホッフェンハイム

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