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【ブンデスリーガ第21節】清武と酒井宏のハノーファーは不調を脱することができるか

2015.02.13

ハノーファーに所属する清武(右)と酒井(左) [写真]=Bongarts/Getty Images

Hertha BSC v Hannover 96 - Bundesliga
Photo by Getty Images

第20節 日本人選手の振り返り

 香川真司(ドルトムント)に復活の兆しが見えた。7戦ぶりに先発出場すると、前線からの激しいプレッシングからボールを奪う「ゲーゲンプレス」が機能。前半9分には高い位置でボールを奪い、先制点につなげた。

 この後、ドルトムントは2点を追加し、3-0で勝利。最下位を脱出した。香川は守備に奮闘するとともに、リズムある攻撃を生み出し、3点目をアシスト。2度の決定機を外すなど課題も見えたが、コンディションが戻りつつあるようだ。

 内田篤人のシャルケは、メンヒェングラートバッハとの上位対決を制し、ついに3位へ浮上。3-5-2の中盤右サイドで先発した内田は守備に専念。攻撃参加は少なかったものの、1-0の勝利に貢献した。

 また、ケルンの大迫勇也は2試合連続で途中出場、そして長澤和輝は昨年10月以来の途中出場。得点力不足のケルン、この試合もノーゴールだったが、2人が投入されてから前線が活性化。大迫はポストプレーで攻撃の起点となり、長澤も惜しいシュートを放った。

●フライブルク 0-3 ドルトムント○
・香川真司(ドルトムント)先発:フル出場、1アシスト/kicker採点:2.5

○シャルケ 1-0 メンヒェングラートバッハ●
・内田篤人(シャルケ)先発:フル出場/kicker採点:3.5

△ケルン 0-0 パーダーボルン△
・大迫勇也(ケルン)ベンチ:57分から途中出場/kicker採点:3.5
・長澤和輝(ケルン)ベンチ:72分から途中出場/kicker採点:なし

△アウクスブルク 2-2 フランクフルト△
・長谷部誠(フランクフルト)先発:フル出場/kicker採点:3.5
・乾 貴士(フランクフルト)先発:45分で途中交代/kicker採点:5.0
※2点先制される同点に追いつく。乾はミスが多く、前半で交代。

○ハンブルガーSV 2-1 ハノーファー●
・清武弘嗣(ハノーファー)先発:85分で途中交代/kicker採点:3.5
・酒井宏樹(ハノーファー)先発:45分で途中交代/kicker採点:5.0
※清武は得点の起点となる。酒井は失点に絡み前半で交代。

●マインツ 0-2 ヘルタ・ベルリン○
・岡崎慎司(マインツ)先発:フル出場/kicker採点:4.0
・細貝 萌(ベルリン)ベンチ:66分から途中出場/kicker採点:なし
・原口元気(ベルリン)ベンチ:出場なし/kicker採点:なし
※ヘルタ・ベルリンはダールダイ新監督の初陣で勝利。

●シュトゥットガルト 0-2 バイエルン・ミュンヘン○
・酒井高徳(シュトゥットガルト)先発:フル出場/kicker採点:4.0
※試合に敗れたものの、惜しいシュートを放つなど酒井は積極的なプレー。

第21節 日本人選手のみどころ

 現在、勝ち点25で10位の清武、酒井宏樹が所属するハノーファーは15位のバーダーボルンと対戦する。ヨーロッパリーグ出場の6位にも、降格圏の17位にも勝ち点差7という状態のハノーファー。ウィンターブレイク再開後は1分2敗と勝利がない。

 3試合で得点もわずか「2」。12月の4試合では1試合平均で2得点をあげていた攻撃力に陰りが見える。その意味でも清武の活躍は勝利に不可欠だ。そして、同じポジションにポルトガル代表DFペレイラが加入し、ポジション争いが激化する酒井宏樹にも期待したい。

 また、ドルトムントの香川とマインツの岡崎、そしてケルン・大迫、長澤にシャルケ・内田の日本人対決も楽しみだ。

第21節 日本人選手所属チームの試合

・ドルトムント(香川真司) 対 マインツ(岡崎慎司)
・ホッフェンハイム 対 シュトゥットガルト(酒井高徳)
・メンヒェングラードバッハ 対 ケルン(大迫勇也、長澤和輝)
・フランクフルト(長谷部誠、乾貴士) 対 シャルケ(内田篤人)
・ヘルタ・ベルリン(細貝萌、原口元気) 対 フライブルク
・ハノーファー(清武弘嗣、酒井宏樹) 対 パーダーボルン

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