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【ブンデスリーガ第31節みどころ】降格の危機に瀕するニュルンベルクが上位レヴァークーゼンと対戦。清武の奮起に期待したい

2014.04.18
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 王者バイエルン・ミュンヘンの連敗、ドルトムントとシャルケのライバル同士による2位争い、そして熾烈な残留争いなど、リーグ終盤にきて大きな盛り上がりを見せるブンデスリーガ。今節は降格圏の17位に低迷するニュルンベルクが、監督解任により上昇の兆しを見せる4位レヴァークーゼンをホームに迎え撃つ。残留とチャンピオンズリーグ出場権獲得。シーズン終了後にそれぞれの思惑を成就させるのはどちらか。

 第21節から連勝を挙げ、一時は降格圏を脱出したニュルンベルクだが、その後の8試合でわずか1勝と再び低迷。直近の3連敗により再び降格圏に足を踏み入れることとなった。29試合で16ゴールを挙げ、得点ランク3位に付けるFWヨシップ・ドルミッチが存在感を示す一方、彼をめがけてロングボールを放り込むばかりの戦術が限界を見せ始めている。前節、リーグ戦8アシスト目を記録した清武弘嗣も、失点に絡むなど90分間を通しては精彩を欠いた。残りわずか4試合。清武の活躍と、チームの連携構築がなければ、残留への道は開けないだろう。

 一方、対戦相手のレヴァークーゼンも第21節からの公式戦11試合でわずか1勝と停滞し、ドルトムントとの2位争いから完全に脱落。サミ・ヒューピア監督を解任し、サーシャ・レヴァンドフスキ氏がユースチームの監督からトップに昇格した。新監督の初采配となった前節のヘルタ・ベルリン戦では2-1で接戦をものにし、チャンピオンズリーグ出場圏内である4位を守り抜いた。とはいえ、同リーグの予選免除となる3位シャルケとは勝ち点6差の開きがあり、また、5位ヴォルフスブルクには勝ち点1差、6位ボルシアMGには2差に迫られている。これ以上、負けが許されない状況であることに変わりはない。

 注目選手は前節、決勝ゴールを挙げた17歳のMFユリアン・ブラント。今冬にヴォルフスブルクのユースから移籍してきたばかりのブラントは、ドルトムントのマルコ・ロイスやシャルケのユリアン・ドラクスラーらのように、タッチライン際でのドリブルや内に切り込んでのシュートに優れた左ウィングで、U-15から各カテゴリーのドイツ代表に選ばれているエリートだ。ここまでリーグ戦8試合2ゴールを記録する活躍により、夏にはプレミアリーグのアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドが獲得に乗り出すとの報道もある。今のうちにチェックしておきたい若武者だ。

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