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レオナルド「サンパウロの組織はブラジル国内で断トツのレベル」/スルガ銀行チャンピオンシップ 2013

2013.07.22

8月7日(水)、Jリーグヤマザキナビスコカップ王者鹿島アントラーズとコパ・ブリヂストン・スダメリカーナ2012覇者サンパウロが激突する『スルガ銀行チャンピオンシップ 2013』が開催する。大会開幕に先駆けて両チームに所属し、タイトルを獲得した経歴を持つレオナルドにインタビューを敢行。連載初回となる今回は、サンパウロというクラブの特性、レオナルドとの関係、現在のチーム状況について語ってもらった。

――サンパウロはどんなチームですか?

レオナルド ここ数年、サンパウロはブラジル全国選手権でタイトルから遠ざかっています。もっとも、サンパウロに限らず、どのチームも国内リーグで優勝することは簡単ではありません。群雄割拠と言うべきか、ブラジルでは毎年、優勝チームが変わっています。ブラジルの各チームは、良い選手が現れるとヨーロッパのクラブに売却するケースが多く、チーム力を維持し続けることが難しい状況です。主力選手の退団で、翌シーズンに降格してしまうことさえあります。そうした背景があり、常に一つのチームが勝ち続けるという状況ではありません。

その中で、サンパウロはタイトルにこそ届かないものの、90年代から現在までの20年以上に渡り、チームとして一定のレベルを保つことができている唯一のチームです。サンパウロも主力選手を手放していますが、クラブの運営がしっかりしているので、どの選手が退団しても次の選手が出てきて、一定のレベルを保つことができているのです。クラブの組織はブラジル国内で、断トツのレベルを誇っています。

――レオナルドとサンパウロの関係は?

レオナルド 19歳でフラメンゴからサンパウロに移籍し、加入1年目に全国選手権で優勝しました。新天地では結果を残せたのと同時に、名門クラブに移籍することができました。本当の意味であそこから、私のキャリアが始まったと言っても大袈裟ではありません。その後、バレンシアを経て1993年に再びサンパウロに戻りました。復帰後、国立競技場で行われたインターコンチネンタルカップで優勝しています。鹿島アントラーズ、パリ・サンジェルマン、ミランを渡り歩き、2001年に再びサンパウロに復帰しました。当時は、すでにキャリアを重ね、体力的に厳しい状態でプレーしていました。引退後はミランでカカーを、パリSGでルーカス・モウラをサンパウロから獲得。私とサンパウロとの関係は長く、今でも良い関係が続いています。

――サンパウロのキープレーヤーは?

レオナルド 10番を背負うジャジソンはヨーロッパでプレー経験がある選手。オズワルドは小柄なアタッカーですが、将来を有望視されています。経験豊富なルイス・ファビアーノは外せませんね。それに、ブラジル代表でキャプテンを務めた経験を持つルシオ。彼の経験はチームにいい影響を与えています。前線から最後尾までとてもバランスがよく、サンパウロ独特の形を保っているチームであることは間違いありません。そして、勝負強いチームでもあります。

次回は7月29日(月) 鹿島アントラーズ編を公開予定
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2013年8月7日(水)19:00キックオフ(予定)|茨城/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ(日本/2012Jリーグヤマザキナビスコカップ 優勝)
vs.
サンパウロ(ブラジル/コパ・ブリヂストン・スダメリカーナ2012 優勝)

協力=Jリーグメディアプロモーション

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