2013.07.05

「13番は南野、と見てもらいたい」C大阪の新鋭・南野拓実の決意

「育成のセレッソ」からまた一人、生きのいい若手が現れた。今シーズンからトップチームに昇格した18歳のFW、南野拓実。昨シーズンはユース登録ながら公式戦デビューを飾り、今シーズンはここまでリーグ戦13試合に出場した。7月6日に再開するJ1で、6位と好位置につけるC大阪の起爆剤となれるかどうか。将来の飛躍を期待される若きアタッカーが、自らの未来像と意気込みを語った。

00120_133_1481693

――今シーズンはプロ契約をして1年目ですが、プロの世界をどう感じていますか?

南野 プロとして1年を通して戦うのは初めてのシーズンですし、とても新鮮な気持ちで過ごしています。ホームとアウェーの移動、リーグ戦に加えてナビスコカップもあり、タイトなスケジュールの中で常に良いコンディションでやる必要があります。去年までは高校生活と練習という感じでしたが、今はサッカーに捧げる時間が増えたので、その時間をどうやって有効に使うかを考えるようになってきました。

――意識が変わってきたと?

南野 だらだらと過ごしているだけではもったいないです。サッカーに捧げられる時間がたくさんあるので。体のケアや、今ならすぐにサッカーの試合もテレビで見れますし、そういう時間に充てていて、すごく充実していますね。

――今シーズンのJリーグでは中断期間までに13試合出場。コンスタントに試合に出ていますね。

南野 確かに試合に出ることはできていますが、試合を決めるプレーはできていないので、まだまだです。試合を決める選手にならなければ上のステップには進めないと思っているので、そういう部分でもっとこだわっていきたいです。

――「こだわり」という点でもう一つ。スパイクへのこだわりも聞かせてください。南野選手がスパイクに求める要素は何でしょうか。

南野 軽さや履き心地もそうですが、やはりボールタッチが一番こだわっている点ですね。ドリブルでもシュートでも、自分のプレースタイルにとってはタッチの感覚がとても重要になるので。

――その点、新しくなった「プレデター リーサル ゾーン」はいかがですか?

南野 すごく気に入っています。人工の革なので、気温が変化しても、雨で濡れたピッチでも、伸びたり縮んだりしません。どんな状況でも自分の足の形に合ったスパイクを履くことができるし、ボールタッチの面でもすごく役立っています。

――一般的に、人工の革は硬かったり、フィット感がいま一つと言われますが?

南野 いえ、硬いと思ったことはないですね。しっかり足に馴染み、素足の感覚でプレーできます。それに加えて、アッパーの”ドライブゾーン”のところも気に入っています。雨の日でもここにボールを引っ掛けて、しっかりシュートを打つことができるんです。

00134_133_1481707
愛用する「プレデター リーサル ゾーン」について語るC大阪・南野

――いよいよJ1が再開します。今シーズンの抱負として、このスパイクでどういうプレーを見せたいですか?

南野 攻撃的なポジションですから、ゴールという結果を残したいです。プロは結果がすべての世界だと思っているので、そこでしっかりと数字を残すことが大切だと思っています。このスパイクのお気に入りのゾーンで、シュートを決められるように頑張ります。

――先日のコンフェデレーションズカップでは日本代表の香川真司選手、清武弘嗣選手といった、セレッソの先輩がプレーしました。彼らのように世界のレベルで活躍する先輩の姿を見て、どう感じますか?

南野 このチームには尊敬する先輩がたくさんいます。香川(真司)選手や清武選手、乾(貴士)選手といった選手を身近に感じることができることはすごく刺激を受けますし、良い環境だと思います。

――自分も同じステップを進みたい?

南野 はい。身近に感じている分、「自分もいつかは世界へ」と思う気持ちが強くなりました。一緒にプレーしているチームメートにもJリーグのトップレベルの選手たちがいるので、その中でやれていることを幸せに思います。特に清武選手の「13番」はこのチームでは伝統のある番号だと思うので、「汚さないように」というわけではないですが、それに見合った結果を残していきたいです。その中で、いつか「13番は南野」と見てもらえるようにしていきたいと思っています。

「結果を残したい」と決意を語った南野。クラブ初のJ1タイトルを狙うC大阪にとって、18歳の若武者の存在は決して小さくない。周囲の期待は大きいが、それをどう受け止め、自分の力に変えていけるか。C大阪ファン、引いてはJリーグファンなら注目していおいて損はない逸材だ。