FOLLOW US

【慶應スポーツ】 上位相手に痛い逆転負け 第14節/中大戦

2012.10.05

関東大学サッカー1部リーグ 第14節

慶應義塾大学 2-4 中央大学    (江戸川区陸上競技場)

(得点)=〔慶〕:近藤(36分)、武藤(74分) 〔中〕:澤田(59分、69分、73分、86分)

※公式記録はこちらから

 

 

前節で国士舘大を相手に完勝し、勢いに乗る慶大イレブン。今節の相手は、今季の開幕戦で惜しくも逆転負けを喫した中大。3位につける中大に勝って連勝を伸ばし、一気に順位を上げていきたいところだったが、結果は2-4と悔しい逆転負け。特に前半は良いサッカーが出来ていただけに、インカレ出場を狙う慶大にとっては非常に「もったいない試合」(須田芳正監督)となってしまった。

 

 

途中出場から1得点を決めた武藤

 

 

慶大は快勝した前節の国士舘大とメンバーを変えずに臨んだ。試合は序盤から慶大の前線からのプレス、速いテンポでのパス回しからリズムを作っていく。一方の中大はロングパスなど1本のパスで前線へ展開していくが、松下純土(3年=國學院久我山高)らを中心に体を張ったディフェンスを見せる。しかし15分過ぎからは中大がボール保持率を高めていく。15分には左からのクロスにフリーでシュートを打たれるも峯達也(2年=桐光学園高)がファインセーブ。その7分後、同じく左からのクロスを峯が触ってバーに当たり、こぼれ球に詰められるも松下が体を投げ出してゴールを割らせない。中大の分厚い攻撃を凌いだ慶大は、徐々にサイド攻撃から流れを取り戻す。そして36分、中央でボールを受けた森田達見(4年=川崎フロンターレU-18)が近藤貫太(1年=愛媛FCユース)に絶妙なパス。これを近藤が巧みなタッチで相手をかわして冷静にゴールに流し込み、慶大が待望の先制点を挙げる。苦しい時間を全員守備で乗り切り、エースが数少ないチャンスをゴールに結びつけ、「自分たちのペース」(増田湧介・2年=清水東高)で前半を終えた。

 

後半に入っても慶大のペースで試合が進む。50分、52分、57分とシュートを放つも枠の外へ。この時間帯に追加点を奪えなかったことが大きく響いてしまう。59分、中大に一瞬の隙を突かれて中央を突破からの失点。同点に追いつかれると、このゴールをきっかけに流れは一気に中大へ。64分には近藤に代えて武藤嘉紀(2年=FC東京U-18)を投入するも、その5分後、左サイドでのドリブルからゴールを決められ、逆転を許す。さらに73分には中大・澤田にハットトリックとなるゴールを喫し、2点差に広がる。「相手に自由にやらせてしまった」(須田監督)結果、立て続けて失点を重ねてしまった。しかし、慶大も失点の1分後、森田のクロスボールを岩田修平(3年=名古屋グランパスU-18)が頭で折り返すと、最後は武藤が体ごとゴールに投げ出して押し込み、1点差に迫る。さらに慶大は端山豪(1年=東京ヴェルディユース)、雨宮嶺(3年=座間高)を投入し、より攻撃的なシステムで中大ゴールに迫る。しかし86分、澤田に左サイドから中に切り込まれ、4点目となるシュートを決められてしまう。慶大も最後まで攻め込むも、あと一歩のところでゴールが奪えず、このまま試合終了。1点取った後の主導権を握っていた時間帯に追加点を奪えず、逆に相手の流れを食い止められなかったことが、結果的に2-4という結果になってしまった。

 

 

中盤で奮闘した藤田もチームを勝利へと導くことはできなかった

 

前期の専大戦、後期開幕戦の筑波大戦、そして今日の中大戦。それぞれ1-6、1-8、2-4という結果だが、どの試合も1点取られるとそこから2点3点と続けて失点を許す展開が見られた。監督の言葉通り、「気持ちの部分での弱さ」がこのような展開を生んでしまった。中位から下位にかけて勝ち点差がほぼない今のリーグ戦において、このままずるずる行ってしまえば、インカレ出場はおろか1部残留すら危うくなってしまう。ここは気持ちを新たに、「リーダーや4年生や中心選手が声を出して、もっと当たり前のことを当たり前にやる、我らがやってきたことを謙虚にやる」(須田監督)ことが大事になってくるといえる。それと同時に、「前だけを向いて雰囲気だけは落とさないようにしていく」(藤田主将)ことも忘れてはいけない。

 

                                                                                                              

 

【監督・選手コメント】

 

須田芳正監督

―今日の試合を振り返って

「もったいない試合だね。勝ちゲームだね。ただやっぱりあまりにも最終ラインであれだけミスが多ければ勝てるわけない。後は、1点入れられてその後元気もないし、そういうメンタルの部分も弱いし、そうなるとこのような厳しい試合では勝てない。まさに実力の差があったと思います。」

―前半と後半で決定的に違った点は

「ディフェンスでしょう。ディフェンスラインがあまりにもひどすぎる。カバーリングもない、ポジションが悪い、相手に自由にドリブルさせてしまう。彼らの個人のレベルは高いので、そういう相手に自由にやらせてしまうと今日みたいな4失点という形になる。」

―前半は上手く抑えていたのに後半似たようなパターンでやられてしまったのは

「わからない。体力がないのか、集中していないのか、ポジショニングがわからないのか、わからない。普通ありえないよね。ああいうポジショニングは。」

―攻撃陣については

「今日は全体的にやっぱり球離れも悪いしリズムのある球回しができなかったし、決して悪くはないけれども、うちらのテンポの攻撃はできなかった。」

―来週に向けて選手や戦術を修正していくか

「もちろん人も変えなきゃいけないし、フォーメーションは変えないと思うけど、ただ彼らが変わらないと。」

 

 

藤田息吹主将(4年=藤枝東高)

―今日の試合を振り返って

「本当に残念だし、悔しいです。」

守備陣が立て続けに失点を重ねてしまったが、原因は

「わからないですけど、今季やってみて自分たちがリーグで1番失点数が多いと思うんですけど、とにかく失点数が多いのでもっと組織的に守らなきゃいけないのかなって思いました。」

―攻撃陣は好調に見えるが

「そうですね。点が取れないという意識は無いので、後はどれだけ粘って粘って守備で良い形でボールを取って攻撃に繋げられるかというところだと思います。」

―次節に向けての意気込み

「とにかく連敗だけは避けなくてはいけないので、勝ち点3を取れるように頑張ります。」

 

 

森田達見(4年=川崎フロンターレU-18)

―今日の試合を振り返って

「内容というかある程度は慶應のサッカーができたとは思うんですけど、結果的に負けてしまってとても残念です。」

―前半には近藤選手のゴールをアシストしましたが

「自分が中に入ったとき、藤田選手が良いボールをくれて、それに合わせて(近藤)貫太も良い動きをしてくれたので、自分も良いパスが出せて良かったなと思います。」

―前半と後半で試合の流れが大きく変わってしまいましたが

「チームとしてこれまで出来ていたことが出来なくなってしまうことがあるので、そこは自分たち4年生が中心となって声を出すとかして、雰囲気を盛り上げていかなければならないなと感じます。」

―次節に向けて

「インカレに行くためには勝ち続けなければならないので、良いところは続けて悪いところは改善していけるように頑張っていきたいです。」

 

 

武藤嘉紀(2年=FC東京U-18)

―今日の試合を振り返って

「1対1の状態で自分は入っていって、そこで本当は勝たなければならない状態だったんですけど、失点をしてしまい、受け身になってしまったのが敗因だったのかなと思います。」―自身の得点について

「あれは本当に修平君が前にしっかりとボールを置いてきてくれて、自分は触るだけで良かったので、チームの得点だと思います。」

―自身の得点の後も惜しいシーンが見られたが

「やっぱりあそこでしっかり決めていかなければ、勝利というのは遠ざかってしまうので、次の試合はひとつひとつのチャンスをものにして勝利に貢献できればいいと思います。」

―次節に向けて

「本当にどんな形であれ、勝利というものを目標として、自分もチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。」

 

 

近藤貫太(1年=愛媛FCユース)

―今日の試合を振り返って

「チームを勝利に導けなかったので、それだけが反省点です。」

―得点シーンを振り返って

「慶應が持った瞬間にパスが来ると思ったので、動き出しとか、うまい感じでファーストタッチにいったらあとは打つだけでした。」

―二試合連続得点を挙げていますが、復帰後の感触は

「自分自身が点を取らないとチームは勝てないと思うので、そういう責任感があります。でも今日もワンゴールですし、得点という意味でも引っ張って行きたいなと思います。」

-次節に向けて意気込みを

「今日は勝利の後の負けだったので、またこの一週間しっかりいい準備して連敗にならないように頑張っていきたいと思います。」

提供:慶應スポーツ

SHARE

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO