2012.06.04

【駒大スポーツ】 昨年のリベンジへ!!辛勝も初戦を突破/大臣杯予選一回戦 

「アミノバイタル」カップ2012 第1回関東大学サッカートーナメント大会』兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選、第1回戦  (時之栖スポーツセンター裾野グラウンド)

駒澤大学 1-0 東海大学
(得点):〔駒〕=小牟田(75分)
※公式記録はこちらから

「辛勝ながら安堵の表情を浮かべる駒大イレブン」

 

 『「アミノバイタル」カップ2012 第1回関東大学サッカートーナメント大会』兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選、第1回戦は6月2日、時之栖スポーツセンター裾野グラウンドで駒澤大 vs東海大が行われた。昨季、本戦の地・大阪への切符を目前で逃し、悔しい想いをした総理大臣杯予選。2週間前にリーグ戦で戦ったばかりの東海大を相手に前半をスコアレスで折り返す。後半に入り苦しい時間も続いたが、途中出場のFW小牟田洋佑(2年=前橋育英高)の決勝弾で初戦を突破した。
 
 前回の対戦時を思わせるような一方的な攻戦が、開始早々から繰り広げられた。リーグ戦連勝の原点ともいえる、前線からの早いプレスをこの日も有効的に使った駒大。攻撃の口火をきったのは6分、MF湯澤洋介(4年=矢板中央高)からのパスを受けたMF小牧成亘(2年=ルーテル学院高)がシュートを放つ。これは相手DFに阻まれたが、このプレーで駒大イレブンが目を覚ました。引いて守る東海大に対し、早いクロスを立て続けに入れ猛攻を仕掛ける。DF荒井裕介(4年=明秀学園日立高)、DF田中雄一(3年=前橋育英高)の両サイドバックも果敢に攻め上がる”全員攻撃”に加え、守っては終始安定したラインコントロールから枠内のシュートを0に抑えた。DFラインから連動した動きで東海大陣内に入り込むも、なかなかネットを揺らすことは出来ず。体力の残っているうちにリードを得たいところだったが、最後に決め切れないのが言われ続けている課題の一つ。幾度となく得点機を迎えたがことごとく阻まれ続け、相手のプランにはまり込むようにスコアレスドローで前半を終えた。
 
 流れそのままに早い時間に先制点を奪いたい駒大だったが、後半先に動き出したのは、前半動きをみせなかった東海大だった。流れるようなパスワークから廣瀬勇人(3年=東海大学付属翔洋高)にボールを集め、駒大ゴールを脅かす。7分、その廣瀬がパスを受けるとそのまま中央をドリブル突破。放たれた球は枠を外したが、一瞬の隙をついた素早い攻撃でチームを盛り立てた。これで勢いに乗った東海大にペースを握られると、苦しい時間帯が続き、前半とは正反対の試合運びを強いられた。押し込められる形のなか迎えた15分、ゴール正面から寺尾俊祐(1年=四日市中央工業高)がGKの頭を越す際どいコースにシュートを。守護神・大石健太(3年=磐田北高)が腕一本で枠外に弾き出し失点こそ逃れたが、この日最大のピンチを迎えた。
 
 流れを掴み戻したい駒大は63分、高さのある小牟田をピッチに送る。出場機会が少なく餓えていた長身FWの投入が功を奏した。相手の攻撃を凌ぐと、前線での小牟田の体を張ったプレーで徐々に本来の形を取り戻し始める。試合が動いたのは75分、右サイドでボールを持ったMF碓井鉄平(3年=山梨学院大学附属高)が「練習通り」(碓井)の早いクロスで中へ。これを受けた小牟田が落ち着いたトラップから足元にボールを収めると、そのまま豪快に右足を振り抜きゴール右隅に突き刺す。「どうしても勝ちたかった」と試合後に語ったように、気持ちの入ったプレーで先制点をもたらした。リードを得てからは一進一退の攻防を耐え抜き無失点で試合を終えると、リーグ戦と合わせて連勝記録を5に伸ばした。
 
 決して快勝とは言えないが、「勝ちは勝ち」と秋田浩一監督が口にしたようにトーナメント方式では勝利が絶対条件。中1日の過密日程をどう乗り越えるかがどの学校も鍵を握っている。あと一つで本戦への切符が掴めるだけに、形にこだわらず白星を挙げたいところだ。

 以下、試合後の駒澤大監督・各選手コメント
 
◆秋田浩一監督
「(小牟田は)まあ良かった。あれで粘れるようになればいいが。淡白だしシュートはうまいんですけど。ストライカーというのは、俺に任せろ、俺が決めてやるというのがないと決まらないから。歴代のセンターフォワードがすごいっていうのもあるけど、巻や赤嶺だってどこかで自分で気付いて変わっていったので、ある程度まではいく力を持っているから、それさえ変われればもっと頼れるストライカーになるのでは。(川岸は)次は変えるかもしれない。今は川岸だが、前は平尾だったし嶋谷もやれるので、今競わせとくことで来年に繋がる。三澤と組むのは良いやつから組んでいく。最後に、秋にはぴしっとしたいと思います」
 
◆三澤祥馬主将(4年=三菱養和SC・Y)
「点が取れない時間が続いて、全体的に焦れてきているなという部分があったが、相手の決定的な場面が結構多くなってきて後半、それでやられなくて良かった。流れが悪いときに小牟田が決めてくれたので、失点してないことと、1点取れたことで、とりあえず勝てた。前半のうちは失点をしないことだけを考えて、そこはよかったと思うが、チャンスもたくさんあったので、そこを決めておけばもっと楽な試合になっていたので、もったいない。こういう厳しい試合を勝てて、ここから乗っていければいいと思うので、次は気持ちをいれて、チームのことを考えて、仲間のためにチームのために走ることを考えてやっていきたい」
 
◆碓井鉄平(3年=山梨学院大学附属高)
「今年はインカレがなくて全国大会が大臣杯だけなので、自分たちがやっぱり強いということを証明したかった。前半は前線の精度がよくなかった。相手が守備を固めてきてたというのもある。(クロスをよく上げていたが)キーパーが出てこないタイプだったんで、どんどん放り込めば駒大が競り合いに勝ってチャンスになると思った。あとはDFが多かったから早いクロスを入れるようにしてた。(課題は)サイドの湯澤や小牧を上手く使うことができなくて、結果良くなかった。あと、最近、流れが悪くなる時間がある。そこをどうにかしないと。(次戦は)どっちが上がってきても勝者。自分達らしくやりたい」
 
◆小牟田洋佑(2年=前橋育英高)
「前半は結構チャンスを作れていたが、最後シュートうまくいってなくて、みんなちょっと焦ってる感じだった。特に意識はしていなかったが、いつも通り自分のプレーをやろうとした。(久しぶりの試合出場は)監督に最後のチャンスだ、というくらいの感じだったので点を取ってやろうと思っていた。(得点は)普段は結構シュート練習していた。あの角度もよくやっていたんで練習通りだった。(次戦は)自分の仕事はシュートとゴール前で起点になることなので、自分のシュートをしっかりやっていきたい」
 
◆川岸祐輔(2年=前橋育英高)
「今日は久しぶりに試合に出て、どうしても勝ちたかったので、気持ちは入っていた。(辛勝だったが)そうですね。苦しみながらも勝てたので良かったと思う。(勝因は)最後までやることを徹底して、ゴールに向かっていったことがやっぱり良かったと思う。(監督からは)自分はもうはね返すことだけなので、前に強くやることと、声を出すことを意識してやった。やっぱり自分は指示の声と、あとは盛り上げる声を出した。とりあえず何でもいいから。(自分の強みは)気合いですかね。気持ちを前面に出すプレーをやっていけたらな、と思う。(次節は)まだ出るか分からないが、またチーム一丸となって勝てればいい」

PR:駒大スポーツでは、今流行のつぶやきサイト「Twitter」で試合の速報、さらに試合内外で見つけた細かな話題をつぶやいております。「koma_football」で検索して、ぜひフォローをお願いします。
 
(文 駒大スポーツ 佐藤亮)
(写真 同 河田奈津子)