2013.10.12

【慶應スポーツ】大量失点を喫し屈辱的大敗 第15節/中央大

関東大学サッカー1部リーグ第15節(古河市立古河サッカー場)

 

慶應義塾大学 1-6 中央大学

 

(得点)=〔慶〕:武藤(83分) 〔中〕:砂川(8分、81分)、皆川(20分)、田辺(27分)、木村(44分)、細見(90+3分)

 

未だに後期初勝利をつかめていない慶大は、降格圏内という現実も見据え、いよいよ負けられない試合を迎えた第15節。「勝つために古河に来た」という応援団幕からも、部員全員が気合を入れ直し、勝利を追い求める気迫が感じられた。相手の中大には夏のアミノバイタル杯で7得点を挙げ勝利している。しかし、結果は大量失点の1-6で完敗。後半には怪我から復帰した武藤嘉紀(3年=FC東京U-18)が出場し、流れを変えられるかと思われたが、前半で既に4失点。後半36分にPKを獲得し1点を得たものの、勝利には遠く及ばず中大に格の差を見せつけられてしまった。

 

チャンスを演出した増田

チャンスを演出した増田

 

後期リーグ戦初出場の川田悠介(3年=桐蔭学園高)に加え、小比賀奨(1年=國学院久我山高)がスタメン入りし初出場を飾った。シュート総数が3本であった前節の内容からも、積極性のある攻撃が見られるかどうかに期待がかかった。立ち上がりから慶大は、川田がドリブルで持ち込み、攻撃の姿勢をみせる。開始から5分、左サイドの連携で細かいパスをつなぎ相手PA内に持ち込むが、シュートには至らない。左サイドを駆け上がっていた増田湧介 (3年=清水東高)がクロスを上げるも、中大の長身キーパーに阻まれる。決定的シーンを作れずにいた慶大に対し、13FKを獲得した中大は鋭いシュートを慶大ゴール右隅に突きさし、あっさりと先制。このまま相手に流れを持って行かれることを避けたい慶大主将の松下純土(4年=國学院久我山高)は、「落ち着け」とチームに団結を呼びかける。しかし、開始早々に見られた攻撃の姿勢は次第に見られなくなり、慶大守備陣は我慢の時間へ。中大に細かいパスを回され、慶大は守備に徹する。ついに20分、ゴール正面でパスを待ち受けていた中大皆川がシュート。慶大GKの峯達也(3年=桐光学園高)は惜しくもキャッチしきれず、ボールは慶大ゴールにこぼれ入る。27分には献身的なプレーを見せていた望月大知(1年=静岡学園高)が警告を受け、中大にFKを献上。GK峯の手の届かないゴール隅にあざやかなシュートを打たれ、3点目を許す。31分から42分の間にCK10本与え、その間に望月が警告2回で退場。42分の相手CKから中大木村がヘッドで押し込み再び慶大が得点を許す。一人少ないながらもなんとか攻撃に転じようと試みるが、0-4で前半が終了。

 

点を取りにいかなければならない慶大は、後半から選手を入れ替え、巻き返しを図る。怪我から復帰した武藤嘉紀(3年=FC東京U18)が加わり、攻撃の中心となる。また、前節に続いて岩田修平(4年=名古屋グランパスU18)が出場。5分には武藤がドリブルで相手PA付近まで持ち込むがシュートコースが見えず、岩田にパスを選択。ボールを受けた岩田のシュートは枠外へ。徐々にテンポを掴みつつあった慶大は、溝渕雄志(1年=流通経済大学付属柏高)が右サイドを駆け上がりクロスを上げるなど、相手の守備を脅かす場面をみせる。端山豪(2年=東京ヴェルディユース)は前半より低いポジションから、果敢にロングシュートを放つ。「一筋光は見えた」(須田監督)のではあるが、36分またも中大に追加点を与え、FK獲得のチャンスもあったがそれを活かしきれず、「格の違い」(須田監督)を見せ付けられる慶大。しかし、38分相手のハンドからPKを獲得し、これを武藤が力強いシュートでしっかり決め、決して諦めない慶大がついに点を奪う。ここまでで1-5。せめて追いつきたいところで、中大内田が警告二回の退場により両チームの人数が同数になったため、チャンスを伺うが、もう時間は残されていない。45+3分、中大にダメ押しの1点を奪われタイムアップ。

 

終わってみれば6失点。開幕5連敗、降格圏内という現実は変わらない。一試合一試合を大切に、修正を重ねていく必要がある。日本一を目指す荒鷲は「下を向いてはいられない」(須田監督)。まだまだ試合は残っている。戦い続ける慶大に、次こそは勝利を期待したい。

 

 

 

【監督コメント】

 

須田芳正監督

 

―後期5連敗となってしまいました

「全体を考えると、格が違うって感じかな。」

 

―退場者が出てしまったことについて

「一人少なくてそれで負けている状況で、だからと言ってこれ以上失点するのは嫌だったので、しっかり守るのもそうだけれど、点取りに攻撃するのもそうで、しっかりやるという形でした。」

 

―後半から選手を入れ替えた点について

「小比賀が初先発だったのですが、この状況で出したのは可哀想だったかなと思います。彼もすごく練習の時も調子良かったんですけど、一年生だしちょっと可哀想だったかな。だいたいトレーニングの半分ぐらい出来たらいいかなと思っていたのですが、彼なりによく頑張っていたのだけれど、それこそ格の差が違いましたね。岩田を出したのは、流れ的には一人少なかったし4-0だったので相手もリラックスしていたと思うんだよね。けれどもそのなかでも我々がやろうとしているような、前からプレッシャーかけられるし、ボール奪って、テンポよく回すことができるので。後半はテンポ良く出来たと思います。」

 

―武藤選手が後半から復帰したことについて

「怪我ずっとしていて90分間は無理なので、ゲームの流れの中で色々な使い方があると思うのですが、勝っていればもうちょっと後で出したかもしれないけれど、後半で出しました。」

 

―点が取れそうな場面もありました

「後半はテンポも良かったので敗戦の中にも一筋光は見えたかなという試合でした。」

 

―降格という現実も見えてきました

「どこかは落ちるわけだから、どこも一生懸命やって、レベルの高いサッカーをやっているんだけれど、だからといってまだ試合はあるのでこっちは諦めずに一戦一戦戦えればと思います。どこかは落ちるので、今はそんなこと考えていられないし次の試合に向けて頑張っていかなければならないし、下向いていてもいられませんね。」

提供:慶應スポーツ