2013.10.10

[コマスポ]数的不利を耐え抜き、後期初の逆転勝利!!/第15節 拓殖大戦

関東大学サッカー2部リーグ第15節  (法政大学城山サッカー場) 駒澤大学 2-1 拓殖大学

 

(得点):〔駒〕=吉岡(46分)、伊藤(83分) 〔拓〕=高橋(27分)※公式記録はこちらから

2013.10,05 対拓大戦  サッカーキング写真

 「セットプレーから逆転弾を決めた伊藤」

 

  JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第15節は5日、法政大学城山サッカー場で駒澤大VS拓殖大戦が行われた。14節終了時点で2位につけ優勝・昇格を目指す駒大と、10位につけ残留を目指す拓殖大の両チームは目線こそ違うが互いに勝ちへの執念を燃やす者同士の重要な一戦となった。試合は序盤から拓殖大の優勢で進み、FKから先制を許し0-1のまま前半を折り返す。後半開始早々、駒大はMF吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)が1点を返し同点に追いつくもその直後に退場者をだし数的不利に陥る。さらにPKのピンチを招くもGK大石健太(4年=磐田北高)がファインセーブ。流れを駒大に引き寄せると、MF碓井鉄平(4年=山梨学院高)のFKからDF伊藤槙人(3年=浜名高)が決勝点を挙げ劇的な逆転勝利を飾った。

 

 雨が降る中で行われた今節の立ち上がりから駒大はFW糸井康裕(4年=桐生第一高)が拓大はFW内野祐太(4年=朝霞高)がそれぞれ体の強さを武器に最前線で起点となりチャンスを作り出すも両チームとも押し込み切れない。濡れたピッチの影響でボールがよく走るため、ロングボールを多用する駒大よりも短いパスで攻めてくる拓大が徐々にボールポゼッションを高めていくと攻撃を受ける展開に。駒大は粘り強さを見せ、守備を大きく崩されることはなかったが27分、FKから高橋賢司(3年=松商学園高)に頭であわされ先制を許してしまう。その後の駒大はサイド攻撃が上手くはまるも得点には至らず0-1のまま前半を折り返す。

 

 後半開始早々の46分、FW吉岡がゴール前の混戦から持ち味の上手さで同点弾を挙げる。このまま反撃にでたい駒大だったが53分、右サイドで奮闘していたDF大木暁(3年=東京Vユース)が今日2枚目のイエローカードをもらいまさかの退場。数的不利で戦う状況にベンチはFWを一枚削りDF友廣征希(4年=高川学園高)を投入する。さらにその直後、PKを与えてしまい同点狙いすら危うくなったと思われたが、GK大石がファインセーブ。その後もビックセーブを連発し悪い流れを一掃、影を潜めていた勝ちへの執念をチームに呼び戻す。最終ラインはずるずる下がらなくなり、数的不利で攻め上がるリスクを考え、カウンターやセットプレーからの追加点を狙うことが徹底され完全に流れは駒大に。すると83分にMF碓井のFKからDF伊藤が頭で流し込み逆転。このリードを守りきり、勝ち点3を掴み取った。

 

 今節のような数的不利、PKのピンチを押し返したことはまぐれではない。追い込まれてからも焦ることなく集中力を持続させ、大きく崩れることがない駒大の強さが引き寄せたものだ。この強みに加えて、今節で得た自信と気概を携えて優勝・昇格に向け今後も突き進んで欲しい。

 

 以下、試合後の駒澤大監督・各選手コメント

 

 ◆秋田浩一監督

「(ディフェンスが課題と言っていたが)今日は粘り強くやっていたことは事実なのでよかったと思う。(大石起用について)最近失点が多かったので、気分を変えるという意味でそうした。(相手はボールを回すサッカーだったが)一人減ってボールを取りにいくと痛い位置をたくさん作られる。後ろで回さられる分にはありがたかった。今日はまぐれでも勝てた。来週も勝ちたい」

 

 

 ◆碓井鉄平主将(4年=山梨学院高)

「メンバーがいつもと違うから良い形ができなかった。でも逆転できて良かった。チャンスらしいチャンスがなくセットプレー、カウンターをしっかりやろうという気持ちでやった。怪我人がたくさん出ているが誰が出ても勝てるようにしたい。チームとして勝つことが出来たから80点。ボールが取れなくてもチームが勝って良かった」

 

◆大石健太(4年=磐田北高)

「久しぶりで緊張した。(PKのシーンは)何も考えずにいつも通りやった。(ファインセーブも多かったが)味方がコースを限定してくれたので。(試合前意識したこと)セットプレーの対応と失点の多かった試合の入りと終わりを意識した。(雨の中だったが)いつもより大事に扱わないとミスも突かれるのでそういうことを意識した」

 

 ◆糸井康裕(4年=桐生第一高)

「落とせない試合だったので駒大の魂を見せていこうと話していた。小牟田の代わりではないけれど、自分が出たので迷惑かけないように考えていた。ヘディングを負けないようにした。競り勝って立石が動くというのを決めていたから。10人でも変わらず駒大のやることを貫いた。あと10人でも勝ちに行く気持ちを捨てずに粘り強くやった」

 

◆伊藤槙人(3年=浜名高)

「(試合を振り返って)みんなのお陰で勝てたのでよかった。(追加点について)碓井選手のボールがいいことを信じてはいったので個人の点というよりはみんなの点だと思う。(監督からの指示)相手の11番が強いので縦パスに対応することとマークの受け渡し。(次節に向けて)チーム一丸となって勝ちにこだわりたい」

 

 ◆平尾優頼(3年=市立船橋高)

「前節に大量失点したので失点しないようにと思っていたがセットプレーでやられてしまった。危ない場面もあったがやられる気はしていなかった。同点の時に10人なったが負けていなかったし、駒大の攻撃自体人数をかけないので何回かチャンスは来ると思っていた。今日は大石さんに感謝です。自分は特に(良い点)ないが、みんなに救われた。内容がどうこうよりも勝ちにこだわっていきたい」

(文 駒大スポーツ 向江凌理)

 

(写真 同 清村亮太)

 

                             提供:駒大スポーツ