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【駒大スポーツ】最後で逃した勝ち点3・・激戦を引き分ける/第14節 法政大戦

2013.10.04

関東大学サッカー2部リーグ第14節  (東海大学湘南校舎サッカー場) 駒澤大学 4-4 法政大学

(得点):〔駒〕=久永(31分)、小牟田(33分)、小牟田(38分)、吉岡(84分) 〔法〕= 田代(23分)、松田(42分)、松本(77分)、松本(90分)※公式記録はこちらから

 2013.9.29対法政大戦soccerking

 

「サイドからの攻撃で1点に貢献した久永」

 

 

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第14節は29日、東海大学湘南校舎サッカー場で駒澤大VS法政大戦が行われた。後期戦では、駒大と対戦した第11節を除いて、全て勝ち星を挙げている法政大。対する駒大も第13節終了時点で、1位東国大との差を1にまで縮めるなど、このまま勢いに乗っていきたいところ。双方とも、この試合結果で流れが変わりかねない重要な一戦だ。

 

まず、試合の主導権を握ったのは、法大側。第11節で戦ったときよりも、キレのある速いパス回しで、試合開始早々で落ち着かない駒大を圧倒する。駒大も何とか耐えようとするが、23分、CKからそのままヘディングシュートを決められ、失点してしまう。このまま悪い方向に傾くかと思われた矢先、31分に、MF小牧成亘(3年=ルーテル学院高)がドリブルで持ち込んだボールをMF久永翼(2年=京都U-18)がそのままネットに突き刺し、同点に追い付く。さらに、その直後の33分には、単独でボールを持ったFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)がキーパーを交わしてシュートを決め、追加点を挙げる。立て続けの得点で勢いづいた駒大は、38分にも、DF大木暁(3年=東京Ⅴユース)のFKを小牟田が頭で押し込み、法大との差を2点にまで広げるが、42分、相手MFに裏へと抜けられ、失点を許してしまう。結局、3-2で前半を折り返し、法大が1点を追う展開になる。

 

そして、迎えた後半では、立ち上がりはまたも、法大が優勢に立つが、駒大も応戦し、両者一歩も引けを取らない。そんな中、60分、65分にMF吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)、キム・デセン(1年=東京朝鮮高)を投入し、攻撃の活性化を図るが、先に動いたのは法大。77分、法大がファウルによって獲得したPKを決め、同点とされてしまう。しかし、84分、キムがドリブルで駆け上がり、そのパスを受けた吉岡が左サイドからシュートを決めると、同点から抜け出し、1点のリードが生まれる。これが決勝点かと思われた中、試合終了間際の90分に、ゴール前で決定機を作らせ、失点を許してしまう。結果、4-4のドローで試合は引き分け、今節でどうしても手に入れたかった勝ち点3は目前にして消え去ってしまった。

 

今節も、守備面の課題が露呈する試合となってしまった。第12節の平国大戦同様、試合終了間際に失点を許してしまうのは、早急に解決しなければならない問題点だ。また、今節は、試合全体を通して、ゴール前まで迫られるシーンが多く目立った。試合後、「前線でプレスが上手く出来なかった。DFだけが悪いわけではなく、全体的に守備が悪かった」と前線の小牟田が語るように、前線から積極的にプレッシャーをかけ続けなければ、今節の法大戦のような速攻型、そして、個人技でもゴールに持ち込めるチームには対応しきれない。今後も昇格に向けて、予断を許さない厳しい戦いが続く。ここでもう一度、第11節、12節の前半で見せたような、チーム全体で行う守備をすれば、改善の糸口は必ず見つかるだろう。

 

第14節終了時点で、1位東国大との差は3に広がり、3位東農大との差も3と詰められている。次節こそが順位が変わるかどうかの正念場。ぜひ、勝ち点3を手にし、昇格圏内を死守したい。

 

以下、試合後の駒澤大監督・各選手コメント

 

◆秋田浩一監督
「(ディフェンス力の弱さについて)3-1になって最後の2、3分で点を取られたところは全然いらなかった。だからディフェンス力を強化していかないとだめだと思う。(攻撃面に関して)今日はまあまあ良かったと思う。1点目も左から崩していたし、2点目は小牟田の技ありだったと思う。3点目もボールが出てきたところに行って。4点目も左からデセンが崩して、ニアサイドで獲れた。ああいうのを繰り返しやっていくのが大事だと思う。(次節への意気込み)一戦必勝で勝っていかないと厳しくなっていくので内容うんぬんよりも結果にこだわり勝つということを目指してやっていきたいと思う」

◆碓井鉄平主将(4年=山梨学院高)
「(今日の試合を振り返って)相手が勢いを持ってやってきて受身になってしまって1点取られたがそこで3点取ってそれで終わっていれば良かったが終了間際に失点してしまったのでイージーなミスが多く1点でも防いでいれば勝てたので悔やまれる試合だった。(流れが変わる試合)相手は連勝していて勢いもあったがうちも小牧の個人技などでチャンスをつくれた。(大戦前の法大のイメージ)相手はうまいので守備から入ろうと思っていたが技術的な部分でシュートの精度などが相手の方がうまかったかなと思う。(次節に向けて)負けてはいないので次こそ勝ち点3とれるよう頑張りたい」

◆小牟田洋佑(3年=前橋育英高)

「(全体を通して)攻撃面では4点取れて良かった。1対1は悪くなくてチャンスが作れた。守備面では4失点は何が問題かは、前線でプレスが上手くできなかったし、DFだけが悪いのではなくて、全体的に守備が悪かった。(反省点)攻撃はまだチャンスがあって点を取れたし、走り切れていなかった。(次節への意気込み)山さんが出れなくなったので、自分が全て点を決めていきたい」

◆久永翼(2年=京都U-18)
「(今日の試合を振り返って)久しぶりの先発だったのでとにかくアシストかゴールかでチームの為に貢献できるようにと思って入った。(先制点を決めたが)初ゴールだったので嬉しかったですけど最終的には勝ってないのでそこは1番悔しい。(ディフェンスについて)逆サイドでボール持たれた時にもっと自分が絞ってもっと中盤にプレスをかければ良かったがどうしてもサイドが気になってしまってそれで中盤に持たれる部分があったと思う。(チームの状態)山本くんの為に頑張ろうとみんなで団結している。山本くんがいなくなったのは痛いけどそこで団結が出ている」

◆吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)
「(途中出場で意識したこと)後半になってプレッシャーがあまり掛けられていなかったので監督からみんなに「球際から強くいけ」と言われていたので自分も球際強くいくことと、その意志疎通をみんなにさせるようにピッチに入っていった。小牟田さんが競り勝った後のボールを必ず拾うことと、ディフェンスが取ったボールを簡単に失わないようにしようと意識した。(次節に向けて)途中出場の場合はフレッシュなので走り回って相手が疲れているところを突いていきたい。スタメンの場合は前半で潰れるくらい走っていきたい」

(文 駒大スポーツ 森 綾香)

(写真 同 向江凌理)

                             提供:駒大スポーツ

 

 

 

 

 

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