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【駒大スポーツ】チーム一丸で掴んだ劇的勝利!!/第13節 東海大戦

2013.09.26

関東大学サッカー2部リーグ第13節  (東海大学湘南校舎サッカー場) 駒澤大学 1-0 東海大学

(得点):〔駒〕=立石(66分) ※公式記録はこちらから

 

2013.9.22第13節 対東海大戦 写真3

 

                                                                                                   「交代直後に決勝弾を決めた立石

 

JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第節は22日、東海大学湘南校舎サッカー場で駒澤大VS東海大戦が行われた。東海大は、前期戦の没収試合の影響により最下位に沈み、とにかく勝ち点3を奪いたい。一方駒大も、前節のドローを払拭する勝利で昇格に向け前進したいところだ。試合は序盤から駒大が相手ゴールに迫るも決め手を欠き、なかなかゴールを奪えない。前半を0-0で折り返し迎えた後半、立ち上がりはボールをキープできず、何度もカウンターを受けペースをつかむことができないが、GK、DFの必死の守備で耐えた駒大は、徐々にチャンスをつくりだす。そして76分、途中出場の立石が頭で決め、これが決勝点となり、1-0で勝利した。

 

 立ち上がりから、ケガから先発に復帰したエースFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)や高さのあるFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)を中心とした前線の攻撃陣にボールを集め果敢にゴールに迫る。しかし、フィニッシュでの精彩を欠き一点が遠い。 序盤に先制点が欲しい駒大は山本の裏への抜け出しやMF平野篤志(2年=大宮ユース)のドリブルで相手DFの打破を図るも、激しいプレスとボールカットで流れを掴みきれない。その後、再三訪れるセットプレーのチャンスでも相手DFの体を張った守備によりゴールまで辿り着くことができない。再三のチャンスをものにできないまま0-0で前半を折り返す。

 

 ハーフタイムにFW小牧成亘(3年=ルーテル学院高)を投入し右サイドからの攻撃の活性化を狙うが、後半は序盤からペースを掴み切れず相手のシュートを受ける展開に。 ここで駒大にアクシデントが襲う。エース山本が相手キーパーとの接触で負傷退場。交代を余儀なくされる。気持ちを切り替え悪い流れを断ち切りたい駒大は、途中出場の小牧ががむしゃらにドリブルで相手ゴールまで迫り、このプレーが誘ったファールでFKを獲得。ここで、平野に代えてMF立石忠之(2年=海星高)の投入。得点このFKは押し込むことが出来なかったものの、徐々にペースを引き寄せる。そして76分、小牧がゴール前まで持ち込み、右サイドの碓井へパス。受けた碓井からの鋭いクロスを立石が頭で合わせ、豪快にネットへと突き刺さり、先制点を挙げる。その後、相手も猛攻を仕掛けるが、駒大DFがこの一点を守りきり試合が終了。途中出場の選手がしっかり役割を果たし、チームに勝利をもたらした。

 

 ゴール後、喜びを爆発させた選手が最初に向かった先は、応援席だった。「チームのために、そして負傷した山本のために。」と、ピッチに立つ選手だけでなく、ベンチ、応援席にいる全選手が一丸となって最後まで全力で戦った。立石のゴールも勝利もこの選手全員の熱い気持ちが引き寄せたものなのかもしれない。この「チーム力」は間違いなく今年の駒大の強さであり、後半戦躍進のカギとなることだろう。この勝利で首位との差も縮まったが後半戦は始まったばかりで、まだまだ油断は許されない。これからも勝ち点を着実に積み上げ首位にくらいついていけば、優勝・昇格も見えてくるだろう。

 

以下、試合後の駒澤大監督・各選手コメント

◆秋田浩一監督
「(平国大戦と同じようながれになりそうな展開になりそうだったが)交代も早め早めにして、選手も引き分けと勝ちでは気持ちが全然違うので、勝ったからポジティブになるので、良かったと思う。(最後立石を入れた事について)あれは平野の体力が限界だったから。スピードがあっておもしろいが、70分くらいからは限界だった。(山本の負傷について)意識があったみたいなので、2週間くらいで出るかもしれない。(次節へ向けて)今日みたいに粘っこくディフェンスして、後半勝負すれば勝てると思う」

◆碓井鉄平主将(4年=山梨学院高)
「(前半を振り返って)今週火曜に試合があって、今練習としてもかなり強いことをやったのでみんな体が大事なところで動けてないというイメージ。駒大のセットプレーの迫力はあるがボールの質が良くない。 (後半どのように流れを変えようとしたか)前半何度か小牟田が勝って山本とサイドアウトが抜けてそこで収まるという形があったが、そこから小牟田が競り勝っても収まらない。 (次節に向けて)今日東国が負けたので、ちゃんと上についていけるように優勝目指して次もちゃんと勝ちたいと思う」

◆野村政孝(4年=日本学園高)
「(今日)0-0がずっと続いていて、均衡した状態だったが、その中でディフェンスが守りきってくれて前線も1点獲ってくれたので本当に良かった。(前節とは違う点)前節、後半の44分にやられてしまった。無失点でいこうって言っていたので、今日はそれが出来て良かった。(次節に向けて)この前戦ったばっかりだが、前みたいに先に点を獲って、そして、今日みたいに無失点で絶対に勝ち星を獲っていきたい」

◆平尾優頼(3年=市立船橋高)
「(試合の感想)、GKに救われる場面があり、負傷退場した山本のためにもチーム一丸となって戦えた。(後半始まって数分後に何回か攻め込まれる場面があったときは)苦しかった。相手側のボールをまわしてくるのに、なかなかボールを奪えずにピンチばかり迎えてしまった。前節平成国際大戦でもボールをまわしこまれていた。無失点の結果は粘り強くいけた。GKのナイスセーブもあって勝てた」

◆立石忠之(2年=海星高)
「(今日は)山さんがいなくなりみんなのために点を取ろうと思ってたので取れてよかった。 (得点シーン)鉄くんがいいボールをあげてくれると思っていたのでそれに飛び込んで結果入ってよかった。 (久々のゴール)素直に嬉しい(山本の負傷)山さんのためにというのもあった。仲間のために一生懸命やろうと考えてた。(次は)一つ一つ勝てるようにいい準備をしてまた来週も勝てるように頑張りたい」

 

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(文 駒大スポーツ 高尾葉菜)

(写真 同 向江凌理)                         提供:駒大スポーツ

 

 

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