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【駒大スポーツ】後期リーグ開幕戦、決定力に欠けほろ苦いスタートに/第10節 朝鮮大戦

2013.09.12

関東大学サッカー2部リーグ第9節  (江戸川区陸上競技場) 駒澤大学 1-2 朝鮮大学

(得点):〔駒〕=吉岡(82分)(朝)姜(03分)、安(62分) ※公式記録はこちらから

 

2013.9.4 対朝鮮大戦 shuusei                        「前線で奮闘する小牟田」

 

JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第10節は4日、江戸川区陸上競技場で駒澤大vs朝鮮大戦が行われた。前期リーグを昇格圏内の2位で折り返した駒澤は開幕白星発進と行きたいところだったが、試合開始早々から失点してしまう。その後同点に追いつくため果敢に攻める時間帯が続くが、後半に入って逆に追加点を奪われてしまう。途中出場のMF吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)のゴールで一点返すも、あと一歩届かず試合は終了。開幕戦はほろ苦いスタートとなってしまった。

8月にプロ内定が決まった前期リーグ得点王のFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)を怪我で欠いた開幕戦。絶対的エース不在の中試合に臨んだ。開始早々の前半3分、中央からのロングボールを受けたMF姜光(2年=東京朝鮮高)が巧みなトラップでマークを外しミドルシュート。これがゴールネットを突き刺さり、序盤からいきなり不利な状況に立たされてしまう。

失点を喫してから流れは駒大のペース。前期持ち味の高さで、得点力を爆発させたFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)にボールを集め反撃を狙うが、シュートの決定力に欠けて攻勢が続くも得点に結びつかない状況に陥ってしまう。前半はこのまま1点ビハインドで折り返す。

後半入ると悪い流れを断ち切るチャンスが訪れる。54分MF碓井鉄平(4年=山梨学院大学附高)のパスを左サイドから受けた小牟田が遠い位置からシュートを放つが相手キーパーの正面。その後も再三チャンスが訪れるも得点を決めることができない。逆に62分、1年生テクニシャンのMF高志煌(1年=東京朝鮮高)の右FKからボールがこぼれたところをDF安泰永(1年=東京朝鮮高)に頭で押し込まれ、失点。まさかの2失点目で追い討ちを食らってしまう。

72分、この悪い流れを断ち切ろうとスピードのあるMFキムデセン(1年=東京朝鮮高)と吉岡を投入し巻き返しを図る。すると82分、吉岡がPA内でボールを受け、相手ディフェンスを交わし左足でシュート放つとゴールに吸い込まれ、終盤でようやく得点を挙げ1点差に詰め寄る。得点後FW畦地健太(4年=丸岡高)を投入し同点に追いつくためにFWの枚数を1枚増やすが、相手の決死の守りを崩せず試合は1-2で敗戦。

試合後、秋田浩一監督不在の為監督代理として指揮を執っていた岡田誠史コーチは「ラッキーなことに12試合あるので、(今日の試合を)反省して、次は同じ失敗を繰り返ようにしていきたいと思う」とコメント。後期昇格レースのスタートラインから少し出遅れてしまった駒大だが、決定力の欠如など反省点を少しでも改善して、次節法大戦で白星を掴み取り、昇格へと大きな弾みをつけて欲しい。

 

以下、試合後の駒澤大コーチ・各選手コメント

◆岡田誠史コーチ 「(試合を振り返って)全然戦うことができなかった。一生懸命やるとか、紳士にやるとか、そういうのが全然できていなかったと思う。1部復帰したいという気持ちが伝わってこない。全体を通して駒大ペースだったが)全体としては朝鮮大のペースだったと思う。頑張って守っていた結果だった。駒大ペースなら、ビックチャンスが何本もあったから決めることができていると思う。(次へ向けて)ラッキーなことに12試合残っていて、反省して、次は同じ失敗を繰り返さないようにしていくしかないと思う」

◆碓井鉄平主将(4年=山梨学院大附高)  「(失点後から特に意識したことは)失点が試合開始直後だったのでそこから特に意識したことはないが、自分たちの今までのサッカーをしようというのでやっていた。何度か決定機を作れたが、そこで決めきれず、2点目を取られてしまった。 (次節までに改善したいことは)失点しないこと。1点目は嶋谷が競り勝てれば良かったし、競り負けてもその後にボールを拾えれば良かったが、あれはロングボール1本からの失点だった為防げたものだと思う。 (昇格に1番必要なことは)最終的には失点しなければ良い、前線は点を取ることが出来ると思うので」

◆平尾優頼(3年=市立船橋高) 「(大事な初戦だったが)前期の課題だった、失点が多いという点で、改善してやっていけたらと思って、この夏やってきた。しかし、結果2失点してしまったので、自分たちの意識がまだ足りていなかったと思った。(連携について)どこか合わないなと思うところはあった。攻めで言えば、小牟田がヘディング勝った後の抜け出しが1個遅れてしまって、相手に倒されてしまった。守備で言えば、ヘディングで負けた後のカバーが遅れたことがあった(今回の反省を踏まえて次節に臨みたいこと)守備は、まず失点しないことと、攻撃は、点を獲ること。内容よりも結果にこだわりたい」

◆小牟田洋佑(3年=前橋育英高) 「(試合を振り返って)早い時間で失点してしまったのが痛かった。みんなで入りは大事にしようと言ったが、失点してしまった。 (前期とメンバーが変わっていたが)紅白戦や練習試合でもやっていたので連携とかは不安はなかった。(1点取れる時間もあったが)前半から決められる場面はいくつもあった。点を奪っていれば2失点目もなかったと思うし、逆転も出来た。決めるとこで決めないといけないと思った。(次戦へ)連敗すると昇格も難しくなってくる。自分が点を取って勝ちたい」

◆吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高) 「(試合内容について)攻撃の時にシュートで終わる事ができなかったり、センタリングを上げ切れずに、その後カウンターになる場面が多かった。守備ではヘディングで勝ち切る事が出来なかった。(ゴールを決めたが)チームが負けていたので、みんなもう一点取ろうという状況だった。(途中交代で意識したことは)相手が疲れていたので途中交代の自分達が裏への仕掛けや走り回ってチャンスを作ろうと思った。(次戦への意気込み)スタメンでも途中交代でもチームが勝つために倒れるまで走る。またシュートを枠にいれるなどをやり切る」

 

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(文 駒大スポーツ清村亮太 )

(写真 同 向江凌理)                            提供:駒大スポーツ

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