【中編】「サッカーコーチという生き方「指導者も一度基礎に戻ることが必要であり大事なこと」 を読む
サッカーを始め“スポーツ界の即戦力”を育てることに尽力する東京スポーツ・レクリエーション専門学校(TSR)。そこでサッカープロコーチ育成プログラムを担当する、講師2人にオランダ流の育成メソッドを語ってもらった。

これからこの学校に入学し、サッカーコーチを目指す学生の方たちにはどんな気持ちを持っていてほしいと思いますか?
平野 プロ選手になった人というのは、それぞれにいろいろな経緯があるはずです。その過程で何かを犠牲にしてきたこともあるでしょう。一つのことに一生懸命に取り組むというのはそういうことなんです。学生時代に遊びに夢中になるのももちろん悪いことだとは思いません。でも本当にプロのコーチを目指したいのであれば、やはり犠牲も必要。ですから、実際に何かを成し遂げた方に話を聞いて、学生ならではの視点でそれを吸収してほしいと思います。
和賀 今、自分がコーチの立場になって思うのは、若い人たちが私のところに来て質問してくることが少ないこと。コーチの人の中には“自分の姿を見て自分で学べ”というスタンスの方も少なくありません。でも、この学校に入学してくるのであれば、それこそガツガツいろいろなことを聞いて、多くのことを学んでほしいですね。
平野 専門学校は2年間しかありません。その短い間の中で何を学んでいけるかというのがとても大事です。将来的にはこの学校の卒業生の中から、Jリーグのコーチや日本代表の監督が出たらうれしいですが、それはゴールではありません。子供たちにとっては、そのコーチがプロコーチなのか、お父さんコーチなのかはそれほど関係ありません。大事なことは、きちんと指導できる良いコーチになること。この学校ではそうなれることを目指してもらいたいです。そして、そういう良いコーチが日本全国に増えれば、サッカーの普及につながるはずですから。
最後に2年間の学校生活の中で、お二人はどういう人材を育てていきたいですか?
和賀 コーチという仕事をする、しないにかかわらず、人間性という部分においても、今は自分の意見をきちんと伝える能力が求められていると思うんです。この学校でいろいろなことを勉強して、子供たちにとって、単なるコーチではなく人間として、10年20年も連絡を取りたいと思われるようなコーチになってほしいと思います。そのためには、サッカーの知識はもちろん、スランプの時にも見捨てずに支えてあげられるような、ブレた時には戻してあげられるような力を付けてほしい。指導する子供たちの将来まで考えてあげられる人間になってほしいです。
平野 学生にはビジョンを持ってほしいですね。この学校を通して、自分の将来の道を明確にできるように、具体的な将来像を考えてほしい。将来像が描ければ、「今の自分はこの段階にいるな」ということが必然的に見えてくると思いますから。そうなるために、この学校では、サッカーを幅広い視点で見られるようになるためのいろいろな講義を用意してあります。進むべき道に迷っていて、でもとにかくサッカーで食べていきたいという人はぜひ入学してみてください。必ず選択肢が広がると思いますので……。
[学科]
スポーツトレーナー科(1コース、3専攻)、サッカーコーチコース、アスレティックトレーナー専攻、パーソナルトレーナー専攻、メディカルトレーナー専攻、アスレティックトレーナー養成科、スポーツインストラクター科、スポーツビジネス科、こどもスポーツ科
就職先や何を学ぶのかよくわかる!
毎週土日・祝日
土日の参加が難しい方のための……
月?金 10:00~16:00※要予約
「放課後」「仕事帰り」に参加したい方のための……
月?金 18:00~20:00※要予約
※詳しくはお問い合わせください