6月8日に迫ったユーロ2012の開幕。“欧州最強国決定戦”を直前に控える今、大会に懸ける列強国たちの戦いを振り返ろう。彼らを知ることで、ユーロがより面白くなる!

■予選成績
GROUP A 1位
10勝0分0敗
11大会連続11回目の本大会出場
ユーロ予選で無傷の10戦全勝を飾り、昨年の親善試合ではブラジルやオランダを圧倒。ユーロ2008、そして南アフリカ・ワールドカップでスペインの前に屈した大国ドイツは、ヨアヒム・レーヴ監督が標ぼうするトータル・フットボールにますます磨きを掛けている。司令塔のメスト・エジルを中心としたモダンなパスサッカーは見るものを魅了。結果はもちろん、展開するサッカーの内容でも高い評価を受けている。
戦力的にも“ドイツ史上最強の陣容”と称されるほどの充実ぶり。弱冠20歳で南アフリカの地を踏んだトニー・クロースはもちろん、マッツ・フンメルス、マリオ・ゲッツェ、アンドレ・シュールレらが順調に才能を育み、マリオ・ゴメスやヴァスティアン・シュヴァインシュタイガー、ルーカス・ポドルスキといった“歴戦の功労者”ですらレギュラーの座は確約されていない。
この激しい“生存競争”の中で切磋琢磨し、人もボールもよく動く華麗なパスサッカーを実践するエリート集団は、打倒スペインの最右翼として1996年以来の欧州制覇を目指す。
【次ページ】キープレーヤーはチームをけん引するあのファンタジスタ!
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パスサッカーの中枢を担い、ドイツ代表を高次元に押し上げる天才クリエーター。予選ではチーム最多の7アシストをマークし、司令塔として文句なしのパフォーマンスを見せた。
所属するレアル・マドリードでは今シーズン、35試合に出場し4得点。“白い巨人”の主力として、前人未到の「勝ち点100」でのリーガ・エスパニョーラ制覇に大きく貢献した。スペインに渡り、ピッチ上でのスキルにさらに磨きがかかったエジル。ドイツ代表が4度目の欧州王者となるためには、活躍が不可欠な選手だ。
自身初のユーロでチームを優勝に導けるか。その華麗なプレーに、世界中から視線が集まる。
GK
マヌエル・ノイアー
DF
ジェローム・ボアテング
マッツ・フンメルス
ホルガー・バトシュトゥバー
フィリップ・ラーム
MF
サミ・ケディラ
トニ・クロース
トーマス・ミュラー
メスト・エジル
ルーカス・ポドルスキ
FW
ミロスラフ・クローゼ
司令塔エジルを中心としたモダンなパスサッカーを展開。南アフリカW杯後にフンメルス、ゲッツェらが台頭し、各所でハイレベルなポジション争いが勃発する。