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【NEXTSTARS連載】「次は自分が中心となって、全国制覇をしたい」|伊藤敦樹(流通経済大)

[写真]=兼子愼一郎

 流通経済大学サッカー部は毎年多くのプロ選手を輩出している大学サッカーを代表する名門校だ。全国各地から多くの選手が集い、200人を超えるすべての部員が寮生活を送っている。2020シーズン、その大所帯をまとめるのが伊藤敦樹だ。守備的ポジションならどこでもこなす万能型は、10番を背負い主将を務める。

 チームは昨年に15年間守り続けてきた1部リーグの座から陥落するという屈辱を味わった。しかし、今年は2部で好調を維持し、1部のチームを交えた秋の関東大会で見事に優勝を果たした。冬の全国大会への出場権も手中に収めている。

 自身のプロ入りを決めた伊藤が見据えるのは、大学生活で有終の美を飾ることだ。自身の成長を促した大学生活と、高校時代に経験した“全国の舞台”へ掛ける思いに迫った。

インタビュー・文=竹中玲央奈
写真=兼子愼一郎

偉大な先輩たちから多くを学んだ

[写真]=兼子愼一郎

まず、流通経済大に入学するまでの経緯を教えてください。
伊藤 もともと大学の強豪校でサッカーをしたいという思いがありました。関東1部の中で、しかもプロ選手を数多く輩出している流経大に進めば成長できると考えて進学を決めました。

流経大は全選手が寮に入ります。人生初の寮生活はいかがでしたか?
伊藤 1年生は寮での仕事や役割が多いので、本当に大変でした。それまではずっと実家で育っていましたから。4人部屋の中には上級生もいるので、1年目は苦労だらけでしたね(笑)。でも、その中で成長した部分もあります。寮生活では自分のことだけを気にかけるわけにはいかなくて、周りにも気配りをしなければいけません。自分だけではなく、周囲を見て生活する。それがピッチの中にも生きていると感じています。

流経大は部員が多く、レギュラーを確保するのは簡単ではありません。どうやってステップアップしたのですか?
伊藤 最初は1年生主体のリーグに出場していました。その後、全日本の大学選抜に選んでいただき、その大会でMVPを取ることができました。その大会から戻ったあとにトップチームへ上げてもらって、大学リーグにもデビューできました。そこからはずっとトップでプレーさせてもらっています。

トップチームに上がってみて、どういったことを感じましたか?
伊藤 初めての練習で感じたのはパスやプレスのスピード感が違うということです。本当についていくだけで精一杯でした。その状況のままにリーグ戦でデビューしたのですが、一年生のときはただがむしゃらに、一生懸命自分の持ち味を出すことだけを考えていました。

多くの先輩から学んだものも多かったのでは?
伊藤 自分が1年生のときは4年生に守田英正選手や今津佑太選手をはじめ、プロになった先輩たちが多くいました。そういった人たちからピッチ内外の面で刺激を受けましたね。守田選手はピッチ内外でチームをまとめていたり、後輩の面倒を見てくれていました。そういった部分は真似していきたいと感じた部分です。

持ち味は攻撃のスイッチを入れるプレー

[写真]=兼子愼一郎

流経大のサッカースタイルを教えてください。
伊藤 今年は今までの流経大のスタイルと異なっています。しっかりつなぐところはつなぎ、速く攻めるときは速く攻める。攻撃的なサッカーを意識してやっています。

そのサッカーの中における伊藤選手自身の役割は?
伊藤 自分から縦パスを入れて攻撃のスイッチを入れたり、サイドチェンジのボールで相手を揺さぶったりするところ。自分の持ち味を生かせる役割だと思います。

そのプレースタイルはいつ頃から確立したのでしょうか?
伊藤 大学に来てから変わりました。高校の時はトップ下をやることが多く、ゴールに関わるプレーやラストパスを出すことが多かったんです。大学に入ってからボランチをやり始め、ゲームメイクが自分の持ち味になっていきました。

攻撃的なポジションを担っていたところから、どんどんとポジションを後ろに下げていった。その過程で葛藤があったのでは?
伊藤 まず、ボランチからサイドバックになったときはネガティブな気持ちになりました。ただ、サイドバックでも「攻撃は自由にやっていい」とコーチに言われたんです。「中央に入ってもいいし、上がるタイミングも自分の判断でいい」と。その助言は本当にありがたかったですね。ただ、守備の部分は自分の課題だったので苦労しました。最初は一対一やクロスの対応が全くできませんでした。その部分は回数を重ねて力をつけていけたのかな。サイドバックやセンターバックをすることで守備面の成長につながったと思います。

複数のポジションを経験したことが、大学生活の成長を促したということですね。
伊藤 守備の部分が一番成長しましたね。一対一の対応や守備の部分でボールを取り切るところは力がついたと実感しています。攻撃面ではより一層、ゴールに関わるプレーやロングボールの質が向上したと思っています。加えて、大学ではフィジカルの部分に大きな変化がありました。高校時代と比べたら、体重も増えたし筋力もついた。「筋力をつけなければいけない」とコーチから言われていたんです。トレーニングに励むのはもちろんですけど、食事の部分でも改善できました。

体調やコンディションの管理で特に意識していることや取り組んでいることはありますか?
伊藤 寮生活の中で食事はしっかり管理されているので、体調管理をしやすい環境で生活しています。個人的に取り組んでいるのは、毎日しっかり体重を測ること。朝と夜に体重計に乗って、練習の前後や試合前後でどれだけ増減したかのを確認します。極端に減っていたら、ベストな体重を戻すために夜ご飯をしっかり食べる。それが意識的に行なっていることですね。

全国を制覇し、プロでは誰からも愛される選手に

[写真]=兼子愼一郎

今季のチーム成績を振り返ってみるといかがでしょうか?
伊藤 去年、チームが2部に降格してしまいました。自分も試合に関わっていたので、本当に悔しかったです。今年は「1年で1部復帰」という目標を掲げてシーズンを迎えました。順調に進んで現在も1位を維持できているので、それについては評価できると感じています。ただ、個人としてはセンターバックで試合に出続けている中で無失点の試合が少ないことに強い責任を感じています。自分が中心的な役割をになって無失点試合を増やしていきたい。攻撃面では自分の持ち味をしっかり出せていると思っています。

プロクラブへの練習参加をした中で、通用した部分と課題点をそれぞれ教えてください。
伊藤 止める、蹴るというの基本的な技術面やパス出しの部分は、プロの中に入っても問題なくできました。まだまだと感じた部分は、ボールを取りきるところ。大学リーグとは違って、プロの練習に入ったらボールを奪いきれないことが多かったです。守備の部分は一段階レベルを上げないといけないと強く感じました。

大学生活の終わりが近づいています。最後の全国大会に懸ける思いを教えてください。
伊藤 今年は例年と違い、年が明けてからの全国大会になります。自分にとっては大学に入ってから初の全国大会になるので、最後に優勝して大学生活を締めくくりたいなと思います。

高校2年生のときに全国で頂点に立っていますが、大学でもその感動を味わいたいと。
伊藤 高校時代に優勝を経験しましたが、自分はベンチに座っていました。今回は自分がチームの中心になりたい。キャプテンとしてしっかりチームを引っ張り、優勝して終わりたいです。

プロとしての人生がスタートしますが、どういう選手になりたいですか?
伊藤 誰からも応援されて愛されるような選手になりたいですね。まずはしっかり1年目から試合に絡んで、チームの主力になれるように頑張っていきたいです。

伊藤敦樹 ×「iMUSE」」

[写真]=兼子愼一郎

「キリン×サッカー」という言葉を聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか?
伊藤 キリンさんには日本サッカーを応援してくれてるイメージが自分の中でも強くあります。日頃から流経大もサポートを受けているので、ありがたいという気持ちが強いです。

今回は「キリン iMUSE 水」がサッカー部の皆さんに届きました。実際に飲んでみた感想は?
伊藤 本当に大勢の部員がいるにもかかわらず、こういったサポートをしてくれるのは本当にありがたいです。iMUSE(イミューズ)をしっかり活用して、自分の体調管理につなげていきたいと思います。

[写真]=兼子愼一郎

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