2016.11.16

東洋大、古川毅監督体制で2度目の1部昇格…5年の経験を糧に“東洋旋風”を巻き起こせるか

選手と熱い抱擁をした古川監督 [写真]=スポーツ東洋
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JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦第22節 東洋大学 1-0 神奈川大学

文=豊川拳大(スポーツ東洋)

 古川毅監督はシーズン開幕前にこう語っていた。「去年、一昨年とあと一歩のところで達成できなかった悔しさを知っている選手が多いので、3度目の正直を達成したい」。そんな強い想いで挑んだ今シーズン、ようやく1部昇格を手にした。

 東洋大を率いて今年で5年が経った。就任初年度は2部リーグで22試合中15勝を挙げ、圧倒的な強さで優勝を果たした。しかし、初の1部リーグでの戦いとなった2年目は、わずか5勝しか挙げられず、昇格後1年での2部降格。続く3年目は昇格戦線の中で最後まで争い続けるも、シーズンを通した勝負強さに課題を残し、昇格を決めた2位とは勝ち点2差の3位で終えた。4年目となった去年は、夏に創部初となる全国大会出場を果たし、また天皇杯予選ではJクラブとも対戦し、チームとして大きく飛躍した年になる。一方のリーグ戦では最終節まで昇格の可能性を残すも、またしてもあと一歩のところで届かなかった。

 節目となった5年目の今年は、部創設50周年の年でもあった。開幕から3試合白星を挙げられず、苦しい状況になるが、粘り強く勝ち点を積み重ねる。終始昇格争いに絡み、最終節にすべては委ねられた。迎えた大一番の相手は2位神奈川大学。勝利が絶対条件の東洋大とは違い、引き分け以上でも昇格が決まる相手に苦戦を強いられる。しかし、引き分けも見え始めた後半アディショナルタイムにCKから徳市寛人がヘディングでゴールを奪い、劇的な勝利で1部昇格を決めた。監督は試合終了のホイッスルとともにその場に座り込んだ。試合後、「語る必要がないような、本当に劇的な勝利だった。スタメンもベンチも応援組もマネージャーも、みんなの想いが集まらないとこういう形にはならなかったと思う。学生に感謝」と振り返った。

 これで来季は4年ぶりに1部リーグで戦うことになった。「前回1部にチャレンジしたときに感じた厳しさが記憶の中にもあるし、厳しい戦いが待っている。本当に過酷で毎試合がファイナルのような試合になると覚悟している」と昇格の余韻に浸ることなく次の戦いを見据えた。5年で培った経験を糧に、2度目となる1部の舞台で“東洋旋風”を巻き起こせるか、監督の手腕に期待がかかる。

選手のコメントはスポーツ東洋のホームページ(http://sports-toyo.com/news/detail/id/5437)をご覧ください!

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