2016.10.11

慶應大、山本哲平のPK弾で先制も試合終了間際に追いつかれ無念のドロー

CKから得点を狙う慶應大 [写真]=慶應スポーツ
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文=熊谷健二(慶應スポーツ)

 JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦前節の敗戦を機に、選手全員の意思を再統一。慶應義塾大学は目標を「インカレ出場」に改め、負けないサッカーを徹底して今節に臨んだ。両チームともに流れの中からのゴールが遠く、セットプレーからチャンスをうかがう。すると、前半アディショナルタイムにPKを山本哲平が決めて慶應大が先制する。この1点を守り切り、勝ち点3を獲得したいところだったが、試合終了間際にFKから痛恨の失点。勝ち点1を獲得するにとどまった。

 前節の完敗から1週間。バラバラになりかけていた選手の意思を再統一することを徹底し、新たな目標として「インカレ出場」を掲げた。負傷でベンチ外となったGK上田朝都に代わり、田野稔明がリーグ戦初出場を果たすなど、前節から少しメンバーを変更して国士舘大戦に臨んだ。

 まずチャンスを迎えたのは国士舘大。10分に左サイドを突破されクロスを上げられるが、田野が飛び出しセーブする。慶應大の最初のチャンスは15分。近藤貫太の蹴ったCKに溝渕雄志が反応。しかしうまくミートすることができない。その後、国士舘大はFWの松本孝平にボールを集めてくるが、同じく名古屋グランパスに内定した宮地元貴を中心に自由にプレーさせず。一方、慶應大はセットプレーを中心に攻め込んでいくものの、なかなか得点に至らない。迎えた45分、左CKを獲得し、近藤が中に入れると、クリア不十分になったボールが相手の手に当たり、これがPKの判定。キッカーの山本哲平がど真ん中に蹴りこみ、ラッキーな形で先制する。

 後半に入ると、追いつきたい国士舘大に対し、慶應大はカウンターからゴールを目指す。後半最初のチャンスも国士舘大。立ち上がり間もない時間にスルーパスから抜け出され、一対一のピンチを迎えるが、田野が足でセーブする。慶應大も51分には近藤、70分には田中健太が遠目から狙うが、追加点を奪うことはできない。すると、直後の71分。ロングパスから裏に抜け出され、再び一対一のピンチを迎える。このピンチに対しても、田野がストップ。跳ね返りをさらに打たれるが、田野が気迫のこもったセービングを見せ、同点弾を許さない。さらにピンチは続く。89分に左サイドでファールをしてしまい、FKを献上。このFKを合わせられ、ついに同点に追い付かれてしまう。勝ち点3を目指す慶應大は、90分にFKのこぼれ球を近藤が中に送ると、田中が左足を振り抜くが枠を捉えきれない。アディショナルタイムには長身の池田豊史貴を投入。ロングスローから得点を目指すと、試合終了間際に溝渕のスローインをニアで宮地がそらし、最後は望月大知が狙うが、惜しくもゴール左へ。前半のリードを守り切ることができず、獲得した勝ち点は1にとどまった。

 この1週間で徹底したのは「失点しないサッカー」(宮地)。リーグで2番目に多い失点を減らし、カウンターやセットプレーから得点することサッカーを体に染み込ませた。獲得した勝ち点は1にとどまったが、これから「質を上げる」(須田監督)ことができれば、インカレ出場につながるはずだ。次節は首位明治大学戦。慶應大が敗れればその時点で明治大のリーグ優勝が決定してしまう。今季開幕戦で完敗を喫した相手に勝利して成長を見せつけるとともに、インカレ出場に向け着実に駒を進めたい。

選手のコメントは慶應スポーツのホームページ(http://keispo.org/wordpress/?p=39542)で閲覧できます。またTwitter(@keispo2015)にて毎節試合速報をしておりますので、そちらもご利用ください!

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