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明治大、日体大を下し10連勝 次節勝利でリーグ優勝決定

2016.10.11

道渕は5試合ぶりの先発出場を果たし、先制点を挙げた [写真]=亀井笙子(明大スポーツ)

文=古賀章太郎(明大スポーツ)

 優勝に王手をかけた。JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦前節、2位であった法政大学を下し、調子を上げている日本体育大学との一戦は見事、2-1で勝利となった。前半は相手に飲まれてしまい、38分に道渕諒平のゴールが決まるも「らしい」サッカーができない。後半に入ると相手のペースに持ち込まれ、56分には失点を許してしまう。それでも63分に土居柊太が決勝ゴールを挙げ、勝ち越しに成功。その後も危ないシーンが多く見られるも、持ち味の堅守で粘り勝ち。次節の慶應義塾大学戦は勝利なら問答無用でリーグ優勝が決定する。

 勝ち切る強さを見せた。現在3位と勢いのある日体大を相手にするということもあり、明治大らしいサッカーとは言えなかった。それでも、1-1で迎えた63分、土居のゴールで勝ち越しに成功。その後日体大のスピードとフィジカルの強さを備えたFWに苦しめられ、再三ゴールに迫られる。それでも、けがからの復帰で後期初出場の服部一輝主将を中心に、前線からの連携したハイプレスとディエンス陣の体を張った守備で日体大を抑え込んだ。「立ち位置に関わらずトップ、セカンドの選手全員が試合に出るという気持ちでやっている」(服部)とサブの選手の活躍がチームを支えている。今試合でもアシストを記録した富田光、途中出場ながら得点を挙げた土居などサブ選手が結果を残している。このことで、厳しい競争を生み、チーム力の底上げにつながっている。現在10連勝と前人未踏の快進撃を続けているが「優勝とかはあまり考えないで次の試合勝つということに重きを置いてやっていきたい」(小出悠太)と見据えるのはあくまで目の前の1勝。地に足をつけて一歩一歩三冠を目指す。

 フル出場の守備的MFは2点目で劇的アシストを飾った。63分、小出からパスを受けた柴戸海は華麗なトラップでターンし、会場を沸かせると、そのままキーパーとディフェンスラインの間に「イメージ通り」のクロスを通し、土居のゴールを演出した。柴戸は前節の流通経済大学戦でも土壇場で同点ゴールを決め、逆転勝利に貢献し、2戦連続で結果を残している。現在リーグで4得点と明治大の中では2位タイ。持ち味である守備に加えて、攻撃でも着々と結果を残している。もちろん守備面での活躍も見られた。球際、切り替え、運動量という守備の3原則の部分を徹底し、中盤でのボール奪取も多く見られた。全日本大学選抜にも選出され続けている明治大の心臓は「やることは変わらない」(柴戸)と目前の勝利を目指す。

 6年ぶりの優勝がかかっている。勝ち点42で2位との勝ち点差を13とし、リーグ制覇は見えている。2つ目のタイトルがかかる注目の次戦は現在6位である慶應大との対戦になる。前期開幕戦で対戦し、3-0で完封勝利を収めているが「ライバル意識がある」(服部)と厳しい試合になることが予想される。部員62人で「一心」となって勝利をつかみにいく。

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