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東洋大、仙頭啓矢がPK決めるも敗戦 昇格圏と勝ち点5差に

2016.09.28

仙頭は後半から出場し、同点ゴールを決めた [写真]=スポーツ東洋

文=美浪健五(スポーツ東洋)

 JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦後期リーグ3試合を終えて、2勝1分けと良いスタートを切って迎えた明治学院大学戦。20分、CKの流れから先制点を許すも、81分仙頭啓矢のPKで同点に追いつく。勢いそのままに攻め立てるも、終了間際に逆転ゴールを奪われ、まさかの敗戦となった。

「相手がやりたいようなゲーム展開に持っていかれてしまった」。試合後古川毅監督が重い口調で言ったように、開始から強いプレスをかけてくる相手に、ディフェンス陣はかなり苦しめられた。思うようにパスを回せず、ボールを奪われてカウンターをうける場面も見受けられた。迎えた20分、カウンターで攻め込まれて与えたCK。一度はクリアするものの、その後のクロスに頭で合わされ先制点を許す。後期リーグ4試合目にして初めて追いかける立場になった。25分には坂元達裕がゴール右上に狙い澄ましたシュートを打つも、GKの好セーブに阻まれる。反撃に出たい後半、途中出場の仙頭にボールを集め、果敢にシュートを狙っていく。64分には最大のピンチを迎えるも、徳市寛人が体を張ったブロックで追加点を許さない。このプレーがチームに勢いをもたらし、選手たちは猛攻を仕掛ける。すると81分仙頭がペナルティエリアで倒され、PKを獲得する。これを自らきっちりと決め、ついに試合を振り出しに戻す。その後も宮野直也の惜しいシュートがあるなど1部昇格に向け、勝ち点3を狙いにいった。しかし90分、左サイドから上がったボールは浦上仁騎の頭を越えると、そこに待っていた選手に豪快に叩き込まれてしまう。いい時間に追いつけただけに、この失点は痛かった。全員でゴールに向かうも残された時間は少なく、そのまま試合終了。選手たちは肩を落とした。

 今節を終え、昇格圏である2位中央大学との勝ち点差は5となった。直接対決も残っており、まだまだ可能性はある。次節は前期で勝利している青山学院大学戦。また、この試合は集中応援の日でもあるため多くの声援がチームを鼓舞するだろう。集中応援をきっかけに、昇格に向けてもう一度波に乗りたいところだ。

選手のコメントはスポーツ東洋のホームページ(http://sports-toyo.com/news/detail/id/5026)をご覧ください!

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