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エース矢島輝一が2得点 中央大、雨天下での激闘を制し関東学院大に勝利

2016.09.27

ループシュートを放つ矢島 [写真]=佐竹真琴(「中大スポーツ」新聞部)

文=佐竹真琴(「中大スポーツ」新聞部)

 JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦前節で後期リーグ初白星を挙げた中央大学。当然連勝が求められる今節は、雨天下でのシーソーゲームとなった。
 
 試合はまず開始8分に動く。矢島輝一が相手にカットされるものの、そのこぼれ球に反応した山口陽一朗が豪快なミドルシュートを放ち、中央大が先制。その後は両チームとも決定的なシーンがなかなか作れない時間が続く。そして前半終了間際、寺村介がドリブルで切り込むとそのまま左足でシュート。見事ゴール左隅に決まり、中央大が関東学院大を引き離す。しかしその直後の44分、相手に一点を返されてしまう。完全に中央大の勢いかと思われた中での失点だった。

 迎えた後半、最初に試合を動かしたのは関東学院大だった。61分、中央大のクリアミスを見逃さなかった関東学院大に連続得点を許すと、試合は2-2の振り出しに。するとその6分後の67分、縣翔平がドリブルでゴールラインギリギリまで運び左足でクロスをあげると、矢島がそのボールにニアで合わせ見事ゴール。中央大が勝ち越す。しかし矢島のゴールのわずか4分後、相手選手がGK置田竣也をかわすとそのままゴールネットを揺らし、またも追いつかれてしまう。

 同点で終えるのか、はたまたどちらかが試合を決めるのか。勝負が全く読めない展開となり、試合を見守る両チームの応援団は声援が一層熱くなる。そしてついに決勝点を迎える。決勝点を決めたのはチームのエース矢島だった。79分、矢島が相手のクリアボールをトラップし、飛び込んできた相手GKの動きを冷静に見てループシュートを放つと、ボールは相手GKの頭上を越えてふわりとゴールに吸い込まれた。今節2得点目、そして決勝点を挙げた矢島は「取って取られてのシーソーゲームだったが、最後自分のゴールで勝てたということは良かった」と振り返る。

 3失点4得点という結果で終えた今節。手塚監督は「結果が大事なので勝ち点3を取れたということはすごく良かった」と話す一方で「ディフェンスラインと中間のマークの受け渡しのところのコミュニケーションがおろそかになってしまったことが、ミスにつながったと思う」とディフェンス面の課題についても話した。

 雨天下でのシーソーゲームという 苦闘を制した中央大。ディフェンス面に課題は残るものの、連勝し貴重な勝ち点3をつかんだ。現在2部2位に位置するため一つも順位を落とせない中央大は1部昇格のために、ここから全勝を目指す。

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