2016.09.22

同志社大がリーグ戦162日ぶり勝利 関西大を撃破し、自動降格圏から脱出

162日ぶりの“勝ちロコ”をする同志社大の選手たち [写真]=西村健汰(同志社スポーツアトム)
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文=西村健汰(同志社スポーツアトム)

 162日間、待ち焦がれていた瞬間だった。4月9日の関西学生サッカーリーグ開幕戦、阪南大学戦以来、12試合勝ち星から見放されていた同志社大学が、ついに白星を手にした。開始から10分がたたないうちに、渡邉と向井のゴールで主導権を握った。後半、関西大学に1点を返されたが、川本の後期2点目となる決勝点で勝負あり。自動降格圏からも脱出し、残留に向けて希望の光が差し込んだ。

 13試合前と同じ、“アップセット”を演じてみせた。ここ数年、全国の舞台から遠ざかっていた関西大は、OBで元Jリーガーの前田雅文監督を招聘。Jリーグ1万ゴール目を決めたことで有名な指揮官は、「全員サッカー」を掲げ、攻守の切り替えの早いスペクタクルなサッカーを展開。関西選手権では優勝、天皇杯ではJリーグ清水エスパルスに善戦するなど、“持ってる男”は関西大のサッカーを変えた。同志社大は相手の速攻の対応力に難があり、縦に速い関西大には、前期と同じく苦戦することが予想された。それだけに、今節の勝利は大方の予想を裏切る結果となった。

 試合を動かしたのは同志社大だった。開始早々の4分、右からの松井のFKを、ファーサイドで渡邉がダイビングで合わせ、あっさりと先制に成功した。序盤での先制点、ここまでは前期でも経験した展開だった。前期第4節大阪体育大学戦、と前期第5節桃山学院大学戦。ともに序盤にセットプレーから先制したが、終盤に逆転を許して勝ち点0に終わった。望月監督も、「前期も大体大、桃山大戦で2試合いいゲームが続いたあと、大院大に大敗した。この試合がどちらに転ぶのかで選手の成長が測れるという視点でも見ていた」と、同じようなゲーム運びとなった2試合を思い返していた。

 この日は、“いつもの同志社”とは違った。直後の7分、吉村のミドルシュートがエリア内で相手に当たり、こぼれ球に反応した向井が左足を一閃。ゴールから見放されていた男の今季初得点で、早くも2点差をつけた。前期第4、5節では追加点が遠く、徐々に相手にペースを握られ、苦戦を強いられた。結果的に、この2点目は試合を優位に進めるカギとなり、前半は余裕を持ってプレーすることが可能となった。

 後半、下位相手に負けられない関西大は攻勢を強めた。後半開始早々の53分、左サイドのスローインから裏を取られ、そこからの流れで加賀山の得点を許した。後半は同志社の倍となる9本ものシュートを浴びるなど、1点差に詰め寄られてからは関西大の時間が続いた。押し込まれる同志社大だったが、リトリートはせず、前線のチェイシングは怠らなかった。それが実を結んだのは86分、川本が相手DFからボールを奪い、自ら持ち込んで3点目を決めた。アディショナルタイムに再び1点差とされたが、このゴールが決勝点となり、3-2で勝利した。

 残留に向けて、大きな勝ち点3を得た。同志社大の勝ち点は7となり、京都産業大学と並んだが、総得点で同志社大が上回った。この結果、10位となり、自動降格圏からの脱出に成功した。

 望月監督は試合後、「1部残留を考えたときに、3、4節目以降の直接対決で勝ち点を重ねることができるか、それが1じゃなくて3を確保できるか」と、中位以下から奪う勝ち点の必要性を説いた。残留争いの直接対決では、相手との力の差がイーブンになる反面、敗れると大きく差をつけられる。勝ち点の差はもちろんのこと、メンタル面でも焦りが生じるはずだ。その意味でも、現実的に勝ち点を計算できる次節以降に向け、大きな1勝となった。次節、びわこ成蹊スポーツ大学戦でも、求めるのは勝ち点3。今節のように、勝ち点3を積み上げる試合こそが、“いつもの同志社”となることを願うのみだ。

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