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竹下玲王がハットトリック達成 関西大が近畿大に圧勝し、後期リーグ白星発進

2016.09.13

喜びを爆発させるDF石井 [写真]=関西大学体育会本部関大スポーツ編集局

文=水野真(関西大学体育会本部関大スポーツ編集局)

 ついに開幕!今夏、関西大学は総理大臣杯、大阪府選手権(天皇杯予選)、天皇杯と昨年に比べると多くの試合を戦ってきた。そして、相手は関東やJチーム。経験値は関西学生リーグの中では高い位置にある。この強豪と戦った自信と試合での反省でまずはインカレ出場圏内となる4位まで浮上したい。第94回関西学生リーグ第1節の相手は7位、近畿大学。前期では勝ち点1を分け合った相手だ。6位の関西大はここで敗戦すると順位が逆転するため、白星で突き放す形で試合を終えたい。

 前期のように試合は拮抗するかと思いきや、関西大の圧勝という流れだった。2分、MF清永丈瑠のペナルティエリア左からの弾丸シュートが初シュートとなる。これは近畿大GKがはね返し得点にはならない。その後もMF森主麗司がFW加賀山泰毅、FW竹下玲王にパスを出し2人がシュートを打つ。勢いは十分。得点が待ち遠しい展開に関西大スタンドも応援で選手をさらに鼓舞する。9分には近畿大のCKにGK松山瑞生が反応。失点はさせないという気迫を見せた。待望の得点は21分だ。清永のCKが一度ニアに流れるもこぼれたボールをDF荒木隼人がすかさずシュート。1-0。その後、再びセットプレーでDF石井光輝が敵の目をかいくぐり抜け出すとそのままヘディングでゴールに突き刺す。終盤には竹下もゴールを決め、3点リードで折り返す。

 後半は54分に再び竹下が得点。その後も途中出場のMF畑中宏太が左サイドを駆け上がり、深い位置からゴール前の加賀山へと流す。これをシュートはせず森主に。放ったボールはGKの手中に。76分には速攻で左をあがられ、DF2人が対応するも守り切れず失点。悪い流れかと思いきや、直後に畑中が左サイドを駆け上がりMF塩谷仁にアシスト。塩谷が「自分は決めるだけだった。(畑中)宏太くんのリーグのデビュー戦ということで最高のボールが来てちょっと緊張した」と話すように少し抑えめのループシュートを放つ。5-1。5分後にも森主から竹下がシュートを決め、6点目。この得点で竹下は大学生になってからは初めて公式戦でハットトリックを達成。「シュート数が増えて、8本打って3本入った」と喜びよりも「安心した」と安堵感を試合後に示した。

 関西大が流れをつかみ続け6-1で試合終了。圧勝で幕を閉じた。後期リーグは開幕から3連戦を1週間で消化するハードスケジュール。次節は14日に桃山学院大学と対戦する。インカレ出場を確実なものにするためにも勝ち点を積み上げ、リーグ優勝への望みもつなげていきたい。

選手のコメントは関大スポーツのホームページ(http://kanspo.univ.nikkansports.com/?p=7572)に掲載しています。また、関大スポーツは関西大学の選手に独占インタビューを行い定期的にインターネットに掲載しております。その他にもTwitter(@kanspo)にて試合速報を行っています。ぜひ、ご覧ください!

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