2016.08.25

安井の反撃弾及ばず 同志社大、69度目を迎えた“同立サッカー定期戦”で立教大に敗戦

安井修平(左)の得点で反撃するも、同志社大が1-2で敗戦[写真]=西村健汰(同志社スポーツアトム)
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 長い歴史を積み重ねてきた定期戦を制したのは立教大学だった。今年で69度目となった“同志社立教サッカー定期戦”。1年ごとにホームとアウェーが入れ替わっており、今年は同志社大学が関東の地へと乗り込んだ。試合は前半から同志社大が支配するも、あと一歩のところでゴールは奪えず。苦しい時間帯を無失点で凌ぎ、後半に2点を記録した立教大が逃げ切った。同志社大は79分に安井修平の得点で1点差に迫るも、2点目が遠かった。

 降格圏に沈んでいるとはいえ第94回 関西学生サッカーリーグ1部の同志社大と、第49回 東京都大学サッカーリーグに所属する立教大。試合が始まると、その肩書きほどの実力差を感じることはなかったが、序盤から同志社大がペースを握った。要因は両サイドで攻撃の起点が作れたこと。左サイドは瀬尾光貴の高い個人技で打開し、右サイドでは安井が普段より中にポジションを取ることでスペースを作り、吉村弦のオーバーラップを引き出した。最もゴールに近づいたのは18分、カウンターから竹田そらが持ち込み、向井宏太のワンタッチパスから安井がGKとの一対一の局面を迎えた。GKのファインセーブに阻まれたものの、連動して相手のディフェンスラインを破るスペクタクルな攻撃を見せた。

 前半は一方的に攻めた同志社大だったが、遠征の疲労も見えた後半、相手に隙を与えてしまった。57分、自陣でボランチの横パスをカットされると、立教大のショートカウンターを食らって失点。75分にも、相手FWにDFの裏を取られ、試合を決定づける2失点目を喫した。同志社大は79分、アタッキングサードで安井がキープするとペナルティーエリア内へパス。これを受けた岡村悠矢がDFを背負いながら落とすと、再び安井が受けてGKとの一対一を冷静に決めた。10分を残して1点差まで詰め寄ったが、イーブンに戻すにはわずかに及ばなかった。

 しかし、価値ある1点だった。79分、両チーム最多の5本ものシュートを放った安井がチーム唯一の得点を記録。積極的にシュートを選択する姿勢、FWに一度当ててから再びボールを受けて自ら決めるという貪欲さが実った。3年目の今季は今まで以上に結果にこだわってきたが、前期11試合での得点はゼロ。下位に低迷するチームと同じく、前期は個人としても低調な成績に終始した。この現状を打破すべく、「後期は毎試合ゴールかアシストを残せるように」(安井)と意気込む。夏場の試合では得点を量産しており、後期リーグはさらなる活躍に期待がかかる。

 また、指揮官は守備で違いを生み出そうと試みている。先週の金沢遠征から、エリアに応じた守備に重点を置いてきた。これは3段階に分け、相手がボールを保持している状況に応じた守備陣形を採ることを意味する。前期リーグでは高い位置から数人で強引にプレスをかけたことで、外された後に後方にスペースが生まれてしまった。前方で数人が簡単に交わされると、結果的に中盤や後方で数的不利が生じ、守備位置のミスマッチを招くこととなる。そこで、プレスをかける選手以外の10人で素早くブロックを作り、スペースを消すということを徹底した。まだ試行錯誤の段階だが、「後期一番の強化ポイントだと思っている。相手と簡単に入れ替わるシーンも減ったし、効果は徐々に出てきている」(望月慎之監督)と、今後の修正に自信をのぞかせた。

 控え組中心のB戦は川本紘平、岡村、丸本周旦、菅野力の得点によって4-2で勝利した。26日まで行われる関東遠征では、25日に慶應義塾大学、26日に明治大学との試合が予定されている。関東の強豪相手に貴重な実戦経験を積み、約2週間後に迫る後期リーグ開幕に備える。

文=西村健汰(同志社スポーツアトム)

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