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中央大が今季3勝目を挙げ4位浮上…翁長と古橋の4年生FWコンビが復帰弾 

2016.05.09

翁長(右)のゴールに歓喜する選手たち [写真]=佐竹真琴(「中大スポーツ」新聞部)

文=佐藤礼征(「中大スポーツ」新聞部)

 逆転劇で勝ち点3を手にした。JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦の前節、東京国際大学戦で今季初黒星を喫した中央大学。8日に行われた第6節明治学院大学戦では先制点を許すも、前節欠場の4年生FWコンビが結果を出し、連敗を防いだ。

 苦しい立ち上がりだった。前回3失点を喫し、今節は「無失点」をチームの目標に掲げたが、13分に先制点を献上。「早い時間に失点してしまい苦しい展開だった」(上島拓己)。同点に追いつきたい中央大は、セットプレーを中心に相手ゴールを脅かす。20分にはチーム初シュートとなる、矢島輝一のオーバーヘッドが飛び出したが、大きく枠を外す。

 チャンスは前半終了間際に訪れた。44分、CKからのこぼれ球を混戦の中で渡辺剛が押し込み同点。さらにアディショナルタイムには古橋匡梧からのクロスを、翁長聖がダイレクトでゴールに突き刺した。「フリーだったので思い切り打つだけだった」(翁長)。前節、ハムストリングスのけがで欠場した11番の左足で逆転に成功する。

 52分には安在達弥が中央でボールを奪いそのままドリブル。ゴール前でパスを受けた古橋が、落ち着いてシュートを決める。こちらは第4節で相手選手と衝突。軽い脳震とうで前節を欠場したが、復帰した今節ですぐさまゴールをマークした。「攻撃から守備へすぐのカウンターだったので、正直しんどかったが、思いきって走り込んだ」と古橋。後半開始直後に挙げた3点目で、明治学院大を突き放す。

 61分にCKから2失点目を喫し、その後も危ないカウンターがあったが逃げ切りに成功。3-2で明学大を下し、今季3勝目を挙げた。

 古橋、翁長が戦列に復帰。エースの矢島を含め能力の高い選手がそろう前線について「それなりの形になってきた」と、手塚聡監督も手応えを感じている。一方で守備陣は前節に続き課題を残してしまった。センターバックの渡辺は「先制点は自分が関わった失点だけに悔しい。(次節は)無失点で抑えて、笑って終われる試合にしたい」と意気込む。次節の青山学院大学戦は集中応援日。声援を力に変え、今季初の連勝を目指す。

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