2015.11.09

慶應大、セットプレーからの2失点で流経大に敗れ、優勝の可能性が消滅/関東大学リーグ第21節

文=吉田遼平(慶應スポーツ) 

 前節、国士舘大学との上位対決を制し、2試合を残して見事、平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)出場を決めた慶應義塾大学。だが目標はあくまで「関東リーグ優勝」。昨年のインカレ王者流通経済大学との戦いだが、優勝のためには決して負けられない。そんな慶應大であったが試合は序盤から相手のペースで進む。セカンドボールを拾われ続ける展開で57分にCKから失点。69分に2試合連続となる山本哲平のゴールで追いつくも84分にまたもセットプレーから失点。この敗戦により慶應大の優勝の可能性は消滅した。目標は果たせなかったが、「優勝争いができたことは財産」(須田芳正監督)と次なる目標に向けて再出発する。

 新チームが始動してから目標に掲げてきた「関東リーグ優勝」。それが手の届くところまできている。リーグ戦2節を残して首位早稲田大学との勝ち点差はわずか1。昨年のインカレ王者である流通経済大は手強い相手ではあるがここで勝利し、最終節まで優勝への望みをつなげたい。

 試合は集中応援を背に流経大が先に仕掛ける。開始早々2分、ジャーメイン良にゴール前で粘られ、最後は渡邉新太がシュート。 久保飛翔がブロックするもボールは再び相手の下に転がり、ゴールを狙われる。だが、これは宮原隆志のファインセーブで先制は許さない。5分、溝渕雄志が右サイドから上げたボールをDFが頭でクリア。こぼれ球を松木駿之介がジャンピングボレーでアクロバティックにゴールを狙うもGK正面。その後は流経大がボールを支配する時間が続く。慶應大は流経大の強力ツートップにボールを収められ、なかなか攻撃に転じることができない。その後もチャンスを作れないまま前半は0-0で折り返す。

 後半に入っても流経大ペースで試合は流れる。そして52分、右サイドからのCKをゴール前に上げられ、混戦からジャーメインに押しこまれ、先制を許す。失点後も慶應大はペースを握ることができない。「選手同士の距離感が良くなかった」と須田監督が振り返るように、ことごとくクリアボールを拾われてしまう。

 何とかこの状況を突破したい慶應大は67分、松木に代えてドリブラー田中健太を投入。するとこの田中が素晴らしい動きを見せる。交代直後から得意のドリブルで相手を翻ろうし左サイドからチャンスを作り、68分。田中が左サイドを駆けあがり、井上大にパス。井上の質の高いボールに山本が頭で合わせてゴール。山本の2試合連続となるゴールで良い時間帯に追いつき、この試合初めて慶應大が試合を支配する。

 69分には手塚朋克のクロスがそのままゴールに吸いこまれるかと思われたが惜しくもクロスバー。81分、宮地元貴の素晴らしい縦パスを受けた手塚が、ペナルティーエリア内でシュートを放つもゴール上。慶應大が攻め続ける時間が続いていたが、カウンターを許してしまう。84分、中盤でボールを奪われ、ジャーメインの突破を井上が倒してFKのピンチ。このFKからまたも失点し勝ち越しを許してしまう。「このような試合でセットプレーから失点していては勝つのは難しい」(須田監督)とチームとしての大きなミスとなってしまった。

 負けられない慶應大は86分、手塚に代え、黄将健を投入。89分に渡辺がペナルティーエリア内でシュートを放つなど攻めの姿勢を見せるが相手の好守もあり、タイムアップ。目標とする関東リーグ優勝への道は閉ざされてしまった。

 後期リーグ戦8戦無敗と怒とうの快進撃で2度も首位に立った慶應大。チーム一丸となり優勝が手に届くところにあったが、今節の敗北により夢は叶わず。だが、まだリーグ戦は終わっていない。まずは最終節となる明治大戦にこの悔しさをぶつけてほしい。気持ちを切り替え、準優勝、インカレ制覇という次なる目標へと突き進む慶應大。優勝争いをしたという財産はチームの血となり肉となり、慶應大ソッカー部をさらに強くする。

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