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【大学サッカー/注目選手】強じんなフィジカルと怒とうの推進力。ゴールハンター藤本佳希が明治大攻撃陣を活性化する

文・写真=酒井伸

 JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦第18節、スタメンにJリーグ加入内定選手を4人擁する明治大学は、39分に2トップの一角を担うFW和泉竜司(名古屋グランパス加入内定)が先制点。後半開始早々の49分には、MF土居柊太のアシストから和泉のパートナーを務めるFW藤本佳希(ファジアーノ岡山加入内定)がゴールを決め、2-1で首位の国士舘大学に勝利した。

 前半は9本のシュートを放ち、数多くのチャンスを作るも和泉の1点のみに終わった。明治大の栗田大輔監督は、後半に生まれた藤本の決勝点について、「後半最初のシーンで得点ができたのは、チームとして大きかった」と振り返った。その藤本の特徴をたずねると栗田監督からは「フィジカルが強く、前を向いた時のスピードに優れる」と返ってきた。

 藤本とコンビを組み、ここまでチーム最多の10得点を挙げている和泉は2人の関係性について、「藤本は前に行く推進力に加えて、キープすること、得点することができるFW。自分と藤本が点を決めれば自ずと勝ちにつながるので、2人でこだわって切磋琢磨している」と明かした。

 DF山越康平(大宮アルディージャ加入内定)は、「和泉はボールを持って、ゲームを作り、起点になれるハイレベルな選手。藤本は足が速いし、体幹もしっかりしていてブレないので裏に抜けることができる。この2トップは本当に心強い」と評する。

「優勝への可能性が残る中で勝ち点3が取れて良かった。このような試合で1点でもチームのために点を取ることを積み重ねていくことが大事」。試合後、藤本は安堵の表情で語った。相手の背後への抜けだしやボールをキープできるフィジカル、くさびを受けてからの強引な突破など、自身の持ち味を存分に発揮、そして決勝点を叩きこんだ。

 180センチを超える屈強な相手DF陣に対しても、ボールを失わないことを心掛けキープし続けた。「レベルの高いDFをしっかり抑えて反転する力」は大学で身につけた持ち味の一つだ。一方でゴールについては、ここまで和泉に次ぐ、9ゴール(得点ランキング4位)。「全然ダメ。15点は取りたい」と悔しさをにじませた。

「目標は常に相手の脅威になれる存在。ゴールを決めることが一番なので、そこを見てほしい」。重要なゲームで貴重な決勝点を挙げた藤本。彼がリーグ戦残り4試合でゴールを量産できるかが、明治大のラストスパートのカギとなる。

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