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2大会ぶりのU-17W杯出場に向け、確実な第一歩を/AFC U-16選手権2016予選プレビュー

2015.09.15

xxx during the friendly match between Thailand U-16 and Japan U-15 at Leo Stadium on July 23, 2015 in Bangkok, Thailand.

 9月2日に開幕したAFC U-16選手権2016予選。予選は11組に分かれて行い、各組1位と、各組2位のうち成績上位の4チームが、来年9月から10月にかけてインドで開催される本大会に進出する。グループKのU-15日本代表は、16日にモンゴル代表、20日に香港代表と対戦する。

 初戦の対戦相手となるモンゴル代表は、2008年以来となる予選大会参加。これまで本選出場経験はない。2010年大会では予選で日本と同組となっていたが、モンゴルが大会を棄権したため対戦はかなわなかった。今回の予選の開催国ということもあり、ホームアドバンテージが彼らにはある。酸素の薄い高地という慣れない環境での戦いは、日本代表の真価が問われる重要な一戦となるだろう。

 また、20日に対戦する香港代表は2014年の前回大会で予選を突破し、AFC U-16選手権の本選に初出場を果たしている。本選では日本とグループリーグで対戦、MF堂安律(現ガンバ大阪)らのゴールで2-0と日本が勝利を収めた。2008年の予選大会では7-0と大勝した相手だが、近年確実に実力をつけてきている侮れない相手となっている。

 一方の日本代表メンバーにはFW久保建英(FC東京U-15むさし)や、第30回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で得点王を獲得したFW棚橋尭士らが選出された。7月に行われたタイ遠征では、U-16タイ代表や地元のクラブチーム相手に4戦全勝。また、先日長野で行われた直前合宿でも、AC長野パルセイロU-18を10-1と大差で破るなど好調を維持している。

 AFC U-16選手権2016はFIFA U-17ワールドカップ2017の予選を兼ねており、本選でベスト4に進出したチームに出場権が与えられる。前回大会は本選の決勝トーナメント初戦で韓国代表に0-2で敗戦、5大会ぶりにU-17ワールドカップ出場を逃した。それだけに、この世代にかかる期待は大きい。まずはこの2戦に勝利し、本選出場権を手にすることで、2大会ぶりのU-17ワールドカップ出場に向けて確実な第一歩を踏み出すことが望まれる。

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