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U-20女子W杯出場決めたヤングなでしこ、あとは「カップを持って帰る」

2015.08.28

 AFC U-19女子選手権中国2015の準決勝が26日に行われ、U-19日本女子代表(ヤングなでしこ)とU-19韓国女子代表が対戦。終始、押し込みながらなかなか得点を挙げられなかったヤングなでしこだったが、82分に小林里歌子が決勝点を奪い、1-0で勝利し、決勝進出を決めた。

 ヤングなでしこは同大会3位以上が確定し、2016年10月にパプアニューギニアで行われるFIFA U-20女子ワールドカップの出場権を獲得。U-20女子W杯は2大会ぶりの出場となる。

 韓国戦に先発フル出場した乗松瑠華は試合後、「中国戦で最後の方に押し込まれて、自分たちのサッカーができずに焦って蹴ってしまうところがあったので、そこの反省をしっかり90分つなぎきって、自分たちのサッカーを90分やり続けるのを意識していました。なかなかゴールが遠かったんですけど、じれずに距離感を保ちながらつなぎ続けて、最後に得点が入って。相手が前から来ましたけど、そこで焦らないでつなぎ続けた結果が今回の勝利につながったと思います」と試合を振り返る。

 決勝点の直前の79分に途中投入された清家貴子も、「出たら絶対に自分が点を取ろうという気持ちで入って、どんどん積極的に仕掛けていこうと思っていました。流れを変えられてよかったです」とコメント。

 ヤングなでしこは2大会ぶりのU-20女子W杯出場権獲得となったが、乗松が「前回大会で負けた相手に勝ってW杯の切符を掴めたので、本当に嬉しかったです」と喜べば、清家も「本当にこれで一安心です」と安堵感をみせている。

 残すは2大会ぶりのアジア頂点の座を懸けての朝鮮民主主義人民共和国との決勝戦のみとなる。清家は、「あとはカップを持って帰ろうという話も先ほどミーティングで出たので、次の試合につなげていきたいです」と意欲を語り、乗松は、「今日はいい試合ができて、勝ち切れたんですけど、まだまだというところが多いです。『このままでは、世界一にはなれない』と監督にも言われました。帰ってビデオを見て、課題をみんなで改善して、次の試合もみんなで勝って帰りたいと思います」と気を引き締めている。

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