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鎌田大地が高校選手権の応援リーダー就任、高1で悔し涙…先輩の言葉に「覚悟を決めて姿勢を改めた」

2026.10.07
鎌田大地が高校選手権の応援リーダー就任、高1で悔し涙…先輩の言葉に「覚悟を決めて姿勢を改めた」

 日本テレビは9月22日、第105回全国高校サッカー選手権大会の応援リーダーに日本代表MF鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)が就任したことを発表した。

 鎌田は東山高校(京都府)出身。自身は高校1年生のときに第91回全国高校サッカー選手権大会で地区大会決勝に出場した経験は持つものの、本大会出場の夢は叶わなかった。卒業後はサガン鳥栖に加入。その後はフランクフルト、シント・トロイデン、ラツィオとヨーロッパを渡り歩き、2024年夏からクリスタル・パレスに在籍している。フランクフルトでヨーロッパリーグ、クリスタル・パレスでカンファレンスリーグと欧州大会で優勝を経験。日本代表として2022年と2026年のワールドカップに出場し、全8試合でピッチに立っている。

 第105回全国高校サッカー選手権大会は、2026年12月28日に開幕。2027年1月11日に決勝戦が行われる予定となっている。

■鎌田大地コメント

―――鎌田選手にとって、東山高校での3年間はどのような時間でしたか?
人生の中で一番サッカーに打ち込んだ時間であり、一生の友達もできた、本当に濃くて貴重な3年間でした。入学当初は「1年目から出ないとプロになれない」と自分のことで頭がいっぱいでしたが、高校1年生の選手権地区大会決勝で自分が決定機を外し先輩たちの3年間を台無しにしてしまったと感じた時、先輩たちが泣いている自分を抱きしめて「来年からお前が引っ張っていくんだぞ」と言ってくれたんです。その責任感から覚悟を決めて姿勢を改め、兵庫から毎朝始発に乗って学校に通い、誰よりも早く坂道ダッシュやドリブル練習を始めました。周囲のために全力を尽くす姿勢を学び、人間として大きく成長させてもらったと思います。

―――高校サッカーで培った経験や膨大な練習量が、現在のプレースタイルの軸になっているのでしょうか?
間違いなく軸になっています。高校時代は、10メートル間隔で後輩たち5人に並んでもらって突破するドリブル練習や、重りをつけての坂道ダッシュなど、「自分以上にやっている選手はいない」と思えるまで練習し、それが確固たる自信につながっていました。高校サッカーはエリートばかりの環境ではないからこそ、難しい時期に耐えて下からはい上がっていく精神的な強さが身につきます。プロになって厳しい時期に直面しても妥協せず、自分を信じて努力を続けられているのは、あの3年間で培った覚悟と、ともに高め合った仲間の存在があったからです。

―――今年のワールドカップで戦う中で、高校サッカーでの経験が生きたと感じる瞬間はありましたか?
ワールドカップという大舞台でも、「チームのために自分が犠牲になってでも役割を全うしなければならない」場面でまさに生きたと感じています。代表レベルになると個の主張が強い選手が多くなりますが、試合に出られない選手も含め、全員が悔しい思いをいったん脇に置いて同じ方向を向かなければ勝てません。僕自身もポジションや役割の変化を受け入れ、チームの勝利のために全力を尽くすことができましたが、この「チームのために戦う」感覚や思い通りにいかない困難な状況でも踏ん張るメンタリティは、東山高校時代に仲間と共に泥臭くサッカーに向き合った経験があったからこそ発揮できたものだと思います。

それと同時に強く感じたのが、ワールドカップで生まれるチームの一体感は、高校サッカーの空気感と非常に似ているということです。選手権などの大事な舞台では、試合に出られない選手もスタンドから必死に応援し、ピッチ上の選手も彼らの思いを背負って全員で勝利を目指します。負ければ誰もが悔し涙を流し、勝てば全員で爆発的に喜び合う。あのプロでもなかなか味わえないような純粋で特別な一体感や「全員で戦っている」感覚をワールドカップのピッチで再確認できた時、高校サッカーで培った精神的な原点が今も自分の中で深く息づいていることを実感しました。

―――最後に、この冬、選手権を目指して戦う高校生選手たちへメッセージをお願いします。
高校時代の3年間は、やっている時は長くしんどく感じても、終わってみれば誰もが「短かった」と感じるほど濃密な時間です。大会中は緊張や試練と言えるような厳しい局面に直面することもあると思いますが、1日1日を無駄にせず、今いる仲間と一緒にサッカーができる幸せをかみしめてピッチに立ってください。「人生を揺らすのは特別な才能じゃない。最後まで諦めないその一瞬」です。特別な才能がなかった自分自身も、愚直に練習を重ねてここまで来ることができました。自分と仲間を信じ、後悔のないよう最後の1秒まで全力をぶつけて頑張ってください。

◆歴代応援リーダー
第81回(2002年度):小野伸二(清水商業高校)
第82回(2003年度):小野伸二(清水商業高校)
第83回(2004年度):平山相太(国見高校)
第84回(2005年度):大久保嘉人(国見高校)
第85回(2006年度):中山雅史(藤枝東高校)
第86回(2007年度):中澤佑二(三郷工業技術高校)
第87回(2008年度):小笠原満男(大船渡高校)
第88回(2009年度):長谷部誠(藤枝東高校)
第89回(2010年度):田中マルクス闘莉王(渋谷教育学園幕張高校)
第90回(2011年度):内田篤人(清水東高校)
第91回(2012年度):遠藤保仁(鹿児島実業高校)
第92回(2013年度):三浦知良(静岡学園高校)
第93回(2014年度):川島永嗣(浦和東高校)
第94回(2015年度):柴崎岳(青森山田高校)
第95回(2016年度):岡崎慎司(滝川第二高校)
第96回(2017年度):大迫勇也(鹿児島城西高校)
第97回(2018年度):乾貴士(野洲高校)
第98回(2019年度):長友佑都(東福岡高校)
第99回(2020年度):内田篤人(清水東高校)
第100回(2021年度):林大地(履正社高校)、前田大然(山梨学院高校)、旗手怜央(静岡学園高校)、上田綺世(鹿島学園高校)
第101回(2022年度):中村俊輔(桐光学園高校)
第102回(2023年度):浅野拓磨(四日市中央工業高校)
第103回(2024年度):上田綺世(鹿島学園高校)
第104回(2025年度):前田大然(山梨学院高校)
第105回(2026年度):鎌田大地(東山高校)

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By サッカーキング編集部

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