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新潟明訓が関口正大、田辺大智の得点で選手権初勝利/選手権1回戦

2016.01.02

文=松尾祐希(提供:ストライカーデラックス編集部)

 新潟明訓高校は初戦の難しさからミスを連発。「予想以上にGKのキックがドンピシャで来ていて、あれが全部つながってしまった」(新潟明訓・田中健二監督)と、前半は那覇西のカウンターに手を焼く展開となった。

 しかし、後半に入るとサイド攻撃が機能。好機を幾度となく作りだし、ゴールへの匂いを感じさせる。その好機を逃す場面が続いていたが、74分、ゴール前のFKをMF中村亮太朗が直接狙うとポストを直撃。このこぼれ球をMF関口正大が押しこんで待望の先制点が生まれた。80分には、加藤潤のクロスにFW田辺大智が反応してダメ押し弾。16年ぶりの出場となった新潟明訓が悲願の選手権初勝利を手に入れた。

(コメント)
新潟明訓
田中健二監督
 予想以上にGKのキックがドンピシャで来ていて、あれが全部つながってしまった。そのところは情報がなかったので、あそこまで精度が高いと攻めるときにGKを外さないといけなくなってくる。そこは後半に修正をしたが、とにかくこの試合だけは自分たちの良さを出したかった。押せばやられてしまうので、強気でいってこいといったし、相手の選手が途中から何人か足をつっていたので、慌てなければ大丈夫かなと思っていた。

加藤潤
(ハーフタイムでの監督からの指示は)自分のところで3対1の状況を作られることが多かったので、そこの修正をいわれた。高い位置を取れれば、センターバックとの距離感もよくなるし、シンプルに展開することを増やそうという指示だった。(後半はシュート12本も、点が取れない時間が続いたが)ちょっと時間的にまずいなと思ったが、相手も足がつっていて試合中に釣りそうという声も聞こえてきた。なので、うちの勝ちだなと思ったし、焦れずにやるだけだと思っていた。(アシストの場面は)ここだと感じた。1試合を通じて、何もできていなかったのがちょっと嫌だったので、見せ場を作ろうと思って前に上がった。

那覇西
玉城真哉監督
(ハーフタイムには出した指示は)うちの10番が高い位置を取れていたので、真ん中の幅も使っていきたかった。ちょっと躊躇(ちゅうちょ)している感じがしたので、もっとテンポアップさせられればと思っていた。相手は真ん中にパワフルな選手がいるので、それに対して粘り強く2人3人で掛かっていっていくように話した。ただ、センターバックが傷んだりしたので、できなくなった部分があったかなと思う。(0-0で前半を折り返したことについて)本当は1点を取って折り返したかった。先に点を取りたかった。

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ストライカーデラックス高校サッカー特集ページ(http://www.soccerstriker.net/html/matchreport/sensyuken94th/sensyuken94th_index.html

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